日本メーカーのエンジンから離れられない中国の自動車メーカー

1月11日(月)9時12分 サーチナ

先月、月面からのサンプルリターンに成功した中国の嫦娥5号。中国はほかにも独自の衛星測位システム「北斗」を構築している。また、世界最長の海上橋「港珠澳大橋」を建設するなど、様々な分野で世界トップクラスの技術を持つようになった。(イメージ写真提供:123RF)

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 先月、月面からのサンプルリターンに成功した中国の嫦娥5号。中国はほかにも独自の衛星測位システム「北斗」を構築している。また、世界最長の海上橋「港珠澳大橋」を建設するなど、様々な分野で世界トップクラスの技術を持つようになった。しかし、自動車エンジンの分野となると、今も日本に及ばないようだ。

 中国メディアの百家号はこのほど、中国の自動車メーカーは「日本メーカーのエンジンから離れられない」のが現状だと指摘する記事を掲載し、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、最近の中国自動車市場について紹介し、2020年は第3四半期までに中国ブランド全体のシェア累計が36.4%にとどまったのに対し、ドイツ系が25.2%、日系が23.8%と合わせて半分近くのシェアを占めたと紹介。中国ブランドの低迷は「エンジンの格差にあるのではないか」と分析した。

 そのうえで、米自動車誌の「10ベスト・エンジン」に、日本メーカーは常連として毎回名を連ねていると紹介。優れたエンジンを製造できるのは、研究開発に多くの資金と人材を投入しているからだと説明した。

 一方、中国の自動車産業は、日本と比べて後発で、初期の頃から今に至るまで日本企業からのエンジン供給に頼ってきたと指摘。エンジンは製造技術が複雑で、研究開発のコストも高いため、後発である中国メーカーにとってはエンジンを自前で開発することは「コストの割にリスクが高すぎる」と強調、それゆえ日本メーカーのエンジンに頼らざるを得ないのだと主張。しかし、日本メーカーのエンジンは技術的には最先端のものではないため、結果的に競争力に差が出てしまうことを強調した。

 結局のところ、お金をかければ作れないことはないが、それよりも買った方が安くて、合理的という判断だと記事は言いたいのかもしれない。しかし、このようなスタンスではいつまで経っても良い自動車エンジンを作ることはできないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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