ハンガーで妊娠24週の胎児を掻き出そうとした女、保釈を条件に有罪を認める(米)

1月14日(土)22時4分 Techinsight

ハンガーで胎児を掻き出そうとした女(出典:https://www.nytimes.com)

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妊娠7か月の最初の週と言われる妊娠24週。米テネシー州に、すでにかなり大きくなったお腹の中の赤ちゃんをハンガーを利用して掻き出そうとした女がいた。赤ちゃんを傷つけての早産となったことから逮捕・起訴されて多くの女性が裁判の行方を見守っていたが、彼女はこのほど拘置所からの保釈を条件に1つの罪状につき有罪を認めたもよう。『nytimes.com』などが報じた。

2015年9月、あろうことかハンガーの金具を利用して子宮から赤ちゃんを掻き出し、自らの手で中絶しようとしたテネシー州ラザフォード郡マーフリーズボロのアナ・ヨッカという当時31歳の女。自宅のバスルームで堕胎を試みたものの激しい出血に驚き、途中で止めて交際中の男性に連絡。ナッシュビルの大きな病院に搬送されると帝王切開により680gの男の赤ちゃんを出産した。当初は危機的な状況で一生にわたる医療サポートが必要になるかもしれないと言われていた赤ちゃんだが、その後退院し里親に引き取られている。

当然ながら殺人未遂の容疑で逮捕・起訴されたアナだが、彼女は「望まない妊娠で赤ちゃんは欲しくなかった。でも自分が住むマーフリーズボロに中絶手術をしてくれるクリニックはひとつもない。私はドラッグ類も使用していない」と強く主張した。テネシー州は特別な場合を除いて中絶を認めておらず、それがこのむごたらしい行為につながったとの見方もあるようだ。

裁判はラザフォード郡地方裁判所で2015年12月からスタートしたが、2016年2月には殺人未遂罪の適用が却下され、7月には胎児虐待を罰するテネシー州の州法が無効となり、こちらの起訴も取り下げられていた。なんとかアナを有罪に持ち込もうとする検察側はその後、凶器の使用による傷害罪など新たに3つの罪状を挙げ、アナは拘置所と裁判所を行き来する日が1年以上続いていた。20万ドルの保釈金を支払えないアナにとって保釈のためにはどのような条件でものんだ可能性はある。

意識調査ではテネシー州民のほぼ半分が「近親相姦やレイプなどで臨まない妊娠から女性を護るべき」として中絶に理解を示していることもわかっている。アナについてもそうした女性の権利を訴え続ける『National Advocates for Pregnant Women』など人権擁護団体が支援していただけに、このたびの有罪答弁には失望の声も多いはずだ。

出典:https://www.nytimes.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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