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「退屈だからやったのよ」39回も万引きした79歳老女、実刑免れる(英)

Techinsight1月14日(土)0時10分
画像:39回も万引きで起訴された老女(出典:http://www.mirror.co.uk)
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39回も万引きで起訴された老女(出典:http://www.mirror.co.uk)
現在、世界の高齢者人口は増加の一途を辿っており、孤独に暮らしている高齢者たちも数多く存在する。子供たちと疎遠になれば、孫がいても滅多に顔を会わせることがないというひとり暮らしの高齢者にとって、日々単調な時間を過ごすことは何より辛いであろう。そんな辛さから万引きを重ねてしまったある女性が、裁判で有罪判決を受けたものの実刑(懲役刑)を免れるというニュースが『Mirror』や『Metro』などで伝えられた。

英チェシャー州クルーに暮らすジューン・ハンフリーズ被告(79歳)は、1月6日にカノック治安裁判所で万引きによる有罪判決を受けたが、実刑は免れた。

ひいおばあちゃんの身であるハンフリーズ被告は、70代半ばから万引きを常習的に繰り返しており、起訴された回数はこれまで39回にも及ぶという。

自身が暮らす小さな町を出て、フリーパスを使いバスで隣のスタフォードシャー州にまで出ることもあったハンフリーズ被告が、これまで地元や隣州のスーパーマーケットなどで盗んでいた商品の総合計金額は、数百ポンドに上ると言われている。

昨年12月12日、同被告はスタフォードシャー州の2店舗で万引きした。「Wilko(ウィルコ)」という家庭用品店で、パンパースのおむつを2セットと赤ちゃん用の粉ミルク19.50ポンド(約2,700円)を万引きした後、大手スーパーチェーンの「Sainsbury’s(セインズベリーズ)」で4ポンド(約560円)の文房具を盗んだ。それをスーパーの警備員に咎められ、ハンフリーズ被告は警察に通報された。警備員が彼女のショッピングキャリーを調べて、前店での万引きも明らかになったそうだ。

「なぜ、万引きしたのか」という警官の質問に対し、同被告は「さぁ、わからないわ。退屈だからやったんじゃないの。住んでいる町から出たかったっていうのもあるわね」と答えたという。

ハンフリーズ被告には7人の子供がいるが、同じアパートの上の階に住む1人としか連絡を取っておらず、普段はひとりでひっそりと暮らしている。しかし、その暮らしを退屈に感じていた同被告は、万引きすることで孤独を紛らわしていたようだ。これまで彼女がターゲットとしていた商品は、衣服やアルコール類、そして母乳搾乳器と実に様々だということが本人の口からその手口とともに明かされている。

弁護人のニール・オドリスコル氏によると、同被告は昨年12月12日に起こした万引き行為のため、同月30日に裁判所に出廷しなければならなかったが、クルーからカノック行きのバスに乗ろうとしたもののどこに行けばいいのかわからず、結局道に迷ってしまい出廷することができなかったそうだ。そして今月6日に、ハンフリーズ被告はカノック治安裁判所に出廷した。

今回、法廷でリサ・エルキングトン・ボーン裁判官議長は「特にここ数年、あなたは多くの窃盗を重ねてきました。正直、どのような処罰を下すのが正当なのかというのは難しいところです」と述べ、ハンフリーズ被告に80ポンド(約11,000円)の罰金と、135ポンド(約19,000円)の裁判費用、さらに30ポンド(約4,200円)の課徴金の支払いを命じた。

ハンフリーズ被告は2014年にも懲役1か月、執行猶予1年の有罪判決を受けており、今後は何かしらの犯罪行為で逮捕された場合は実刑判決が下されるという。

実刑判決をまたも免れた79歳のハンフリーズ被告だが、このニュースを知った人々からは「万引きだって立派な犯罪。高齢者だからといって実刑を逃すのは甘いのでは」「日本では、高齢者たちは万引きして逮捕されることを望んでいるようだ。刑務所に入ったら住むところにも食べることにも不自由しないし、仲間だってできるからなんだとか」「本当はこのおばあさんも、孤独だから刑務所に行きたかったのかもね」といった同情や呆れの声があがっている。

保護観察人であるダレン・ヴァーノン氏は、「ハンフリーズさんは、10代後半の若者がヘロイン依存になったように窃盗を繰り返してきたが、自分がしたことは悪いことであるということはわかっているようだ。彼女の人生を充実したものにする必要がある」と話しているが、金銭的な余裕もなく孤独を抱え、生きる糧を失ってしまう高齢者たちが世の中に多く存在しているという現状を解決することはなかなか容易ではなく、“高齢化”は深刻な社会問題であることに間違いないだろう。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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