トヨタが5年連続販売台数世界一=中国ネット「10年後どうなるか」「BYDがじきに世界一に」
2025年1月17日(金)16時0分 Record China
16日、観察者網は、トヨタが5年連続で販売台数世界一になる見込みだと報じた。
2025年1月16日、中国メディアの観察者網は、トヨタが5年連続で販売台数世界一になる見込みだと報じた。
記事は、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲングループが14日、昨年の世界での販売台数が前年比2%減の902万7400台になったことを明らかにしたと紹介。トヨタ(レクサスを含む)は昨年の年間販売台数を発表していないものの、昨年1〜11月の時点で925万台に達していることから、トヨタが5年連続で年間販売台数世界一となる見込みだと伝えた。
また、フォルクスワーゲンの地域別販売台数では、最大市場である中国で前年比約10%減の292万8100台と大きく減少、西欧では同0.4%減の325万9000台と前年の水準を維持し、北米や南米、中東、アフリカ、東欧ではそれぞれ前年より販売台数を増やしたものの、中国での減少幅をカバーできず全体で前年比減になったと紹介している。
さらに、純電気自動車(PEV)の販売台数は同3%減の74万4800台で、米国で同31%減、欧州で同5%減となったことを指摘。唯一中国市場では同8%増の20万7400台と販売を増やしたと伝えた。新車販売に対するPEVの割合は2023年とほぼ同水準の8.3%だった。
記事は、同社のドイツ工場で生産コストが高止まりしていることがグループの業績に影響を与えているとし、今年末にドイツ東部ドレスデンにあるEV組み立て工場を閉鎖し、30年までに3万5000人の人員削減を行う方針だと伝えた。
この件について、中国のネットユーザーは「急ぐことはない。10年たったらどうなるかを見ようじゃないか」「BYDはフォルクスワーゲンとトヨタの中国国内販売分を奪っている。海外でそんなに売れなくてもじきに世界一の販売台数になれる」「日本企業のデータ偽装が世界的に有名になる中、日本の自動車メーカーが士気を高めるために販売数を水増しすることもあり得ない話ではない」といったコメントを残している。(編集・翻訳/川尻)