金与正氏、ベラルーシとの外交関係で立場表明
2025年1月20日(月)16時31分 デイリーNKジャパン
北朝鮮の金正恩総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は20日、ベラルーシの大統領が、北朝鮮をはじめとするアジア各国から首脳級会談の提案があったと言及したとするロシアのタス通信の報道について、「少なくとも私が知る限りそのようなことはない」との立場を明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。
同通信によると、タス通信は17日、「ベラルーシ大統領は朝鮮民主主義人民共和国をはじめとするアジア諸国がミンスクに協力問題討議のための最高位級対面を行うことを提案したと言及した」と報じた。
これについて金与正氏は、「私は、ベラルーシ側が朝鮮民主主義人民共和国との最高位級接触を少なくとも2年前から切に希望していることについてよく知っている」とし、会談はベラルーシ側からの提案であることを強調。
そのうえで、ベラルーシが事実を正確に伝えて「われわれとの友好的かつ協力的な関係発展を志向するなら、拒む理由がなく、喜んで歓迎する」と表明した。