フェラーリ等レンタル高級車を担保にした女が16億円踏み倒し

1月26日(日)7時0分 NEWSポストセブン

なんともダイナミックな詐欺事件が発生

写真を拡大

 中国東部の上海市や浙江省、江蘇省で、昨年9月から12月まで約3か月の間に、レンタカー会社や個人の富裕層からフェラーリやポルシェ、ロールスロイス、ランボルギーニなど高級車ばかり約1000台をレンタルし、それらの高級車を担保として約1億元(約16億円)もの金を借り、挙句の果てには踏み倒すという事件が発生していることが明らかになった。


 犯人は浙江省出身で31歳、苗字が「呉」という女とだけ分かっているが、いまだに姿を隠したままで、警察で行方を追っているという。地元紙『重慶晨報』が報じた。


 2019年9月、呉に計210万元(約3360万円)の価値があるポルシェ2台を、1日800元(1万2800円)で貸した上海在住の李さんによると、呉は昨年12月中旬まで、5日分ずつ4000元(6万4000円)のレンタル代金を李さんの銀行口座に振り込んでいたが、その後は支払いが滞るようになり、呉と連絡がつかなくなったという。


 このため、李さんはGPS(全地球測位システム)で、ポルシェの場所を特定。1台は浙江省の省都、杭州市に、もう1台は同省の台州市にあったという。


 同様に、呉にフェラーリを1日2000元(約3万2000円)で貸した上海市在住の男性も呉の振り込みが途切れたため、GPSで車を探したところ、李氏の車と同じく台州市内の倉庫に保管されていることを突き止めた。


 この男性が現場に乗り込むと、倉庫のオーナーはローン会社の代表で、「呉が車を担保にして金を借りており、呉が金を返さないので車を差し押さえている。誰が車の持ち主だろうが関係ない。金を返さなければ、車も返せない」と主張しているという。


 警察の調べでは、呉は身分証明書や戸籍簿、運転免許証、車の所有権証明書などを偽造して、レンタカー会社やローン会社を騙しており、これまでに分かっているだけで、1億元もの金を借りているという。


 また、呉が借りた高級車は上海から約2000キロも離れている甘粛省で発見されるなど、1000台もの高級車は中国各地に点在しており、呉は中国全土のローン会社から金を借りていたようだ。


 このため、あるローン会社は警察からの問い合わせを受けて、あわててGPSを取り除くなどしており、高級車の大半は行方知らずになっているという。被害者のなかには、呉に100万元(約1600万円)の高級車を貸した70歳の男性もおり、大半の被害者は泣き寝入りをせざるを得ない状態に追い込まれているという。

NEWSポストセブン

「踏み倒し」をもっと詳しく

このトピックスにコメントする

「踏み倒し」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ