飼い主に染毛剤で染められた犬、瀕死の傷を負う(米)

1月30日(火)4時0分 Techinsight

染毛剤で染められ瀕死の傷を負った犬(画像は『Pinellas County Animal Services 2017年11月16日付Facebook』のスクリーンショット)

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身勝手な飼い主により、全身を染毛剤で紫に染められた小型犬が瀕死の傷を負った。保護された動物センターのスタッフによる懸命な治療のおかげで、犬はなんとか回復し、現在は新しい飼い主のところへ引き取られているという。動物センタースタッフは「絶対に人間用の染毛剤をペットに使用しないで」と警告している。動物専門サイト『The Dodo』や英メディア『Metro』『The Sun』などが伝えた。

昨年11月、米フロリダ州で体重2.2kgのマルチーズの雑種が路上に捨てられていたところを保護された。飼い主が人間の染毛剤を使って染めたのだろう、全身が紫色のその犬は深刻な火傷を負っていた。保護した同州ピネラス郡動物保護センターのスタッフは、その犬を“バイオレット”と名付けた。

バイオレットは体だけでなく、両目が化学薬品で腫れあがりくっついてしまっていた。同センタースタッフは染毛剤をできるだけ洗い流そうと試みたが、脚をひきずりぐったりした状態だったことからこのまま助からないか、もしくは完全に失明してしまうのではと思ったという。体に受けた傷を診察するためにバイオレットの毛を刈ると、火傷で激しくめくれた状態の皮膚が露わになり、スタッフらはショックを受けた。バイオレットは同センターの獣医により、水分と鎮痛剤を与えられ体中に包帯を巻いた状態で獣医のひとりに連れて帰られると、翌日にはほんの少し元気になった。

その後もバイオレットはスタッフから抗生剤投与、点滴、蜂蜜治療、更にはかさぶたを除去してもらうなど、3か月にわたり集中治療を受け続けた。そのおかげで少しずつではあるが、明らかに容態が改善していった。

ピネラス郡動物保護センターのFacebookには「吠えたりするまではいかないが、なんとか声を出せるまでになった」「センター内の廊下を歩くことができるようになった」「おやつを欲しがったり、ハグされたり優しく撫でられるのを求めるようになった」などと、バイオレットの状況が写真とともに投稿された。

スタッフらはバイオレットを瀕死の状態から救っただけでなく新たな飼い主も見つけたようで、すでに引き取られているという。Facebookではバイオレットの回復を喜ぶとともに、「間違っても人間用の染毛剤をペットに使用しないでください。染毛剤に含まれる化学薬品はペットには有毒です。火傷や失明など、広範囲にわたり外傷を与えます。またペットは舐める癖があるので、中毒を起こしたり喉や内臓などが火傷を負うこともあるのです」と警告した。

このニュースを知った人からは「最低。ペットはおもちゃじゃない。こんな飼い主は一生、ペット飼育禁止にすればいい」「こういう愚かな飼い主は処罰の対象にすべき」「これは完全に虐待」「こんなことするなんて信じられない。かわいそうに」「今度は新しい飼い主に可愛がられるといいね」「残酷過ぎる」と元飼い主への怒りの声が相次いでいる。

画像は『Pinellas County Animal Services 2017年11月16日付、2017年12月1日付Facebook』のスクリーンショット

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