漫画「早バレ」問題に中国ネットも反応、「後を絶たない」と深刻さ指摘する声も

2024年2月8日(木)17時0分 Record China

中国のSNS・微博で、漫画の「早バレ」問題を深刻視するコメントが寄せられている。

写真を拡大

中国のSNS・微博(ウェイボー)で、漫画の「早バレ」問題を深刻視するコメントが寄せられている。



2024年2月4日、集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の画像を発売日前に流出させるいわゆる「早バレ」を行ったとして、東京都内の会社経営者ムサ・サミル容疑者ら2人が著作権法違反の疑いで逮捕された。



「早バレ」とは、漫画の発売前に作品の画像をインターネットに流出させる違法行為のこと。出版社が発売日に合わせて前もって書店に送った漫画が、一部の書店で発売日よりも前に販売され、画像が撮影されたり、スキャンされたりすることで発生する。読者の楽しみを妨げるだけでなく、海賊版サイトへの投稿や定期購読の解除など、出版社や作者への損害も生じる深刻な問題だ。



事件は微博でも複数のアニメブロガーが伝えており、ネットユーザーからは「一度逮捕されても、また新たに流出させる人が現れるだろう」「前任者が倒れたら、新しい後任者が現れるというのが情報漏洩業界の常だ」などと、今回の逮捕があってもなお「早バレ」は後を絶たないとするコメントが目立った。



さらに「五条悟(=『呪術廻戦』の登場人物)のときは非常にショックを受けた。恐らく全世界が事前に知ってしまっただろう」との「早バレ」された実体験コメントに多くの共感が寄せられており、微博上でも多数の被害者がいることが分かる。



日本の漫画は世界で人気であるだけに、ネット上での流出は被害も大きい。一刻も早い「早バレ」問題の解決が望まれる。(翻訳・編集/岩田)

Record China

「漫画」をもっと詳しく

「漫画」のニュース

「漫画」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ