中国の動物園、ロバをシマウマ柄にしてしまう―中国メディア

2025年2月8日(土)15時0分 Record China

6日、極目新聞は山東省の遊園地で飼育しているロバにシマウマの格好をさせる動画が物議を醸したと報じた。

2025年2月6日、中国メディアの極目新聞は山東省の遊園地で飼育しているロバにシマウマの格好をさせる動画が物議を醸したと報じた。



記事は、中国のネット上で近ごろ「山東省淄博市の牛山遊楽園でロバをシマウマに見せかけている」という動画が投稿され、話題となっていると紹介。元の動画を確認したところ、同遊楽園のSNSアカウントが1月20日に動画をいくつか投稿しており、「シマウマが牛山遊楽園にやってきた」と紹介する動画があったとした。そして、動画に登場する「シマウマ」の体型はロバに近く、体の模様にも人工的に作られたような形跡が見られたことから、多くのネットユーザーから「ロバの体にテープか塗料でシマウマの模様を作ったのではないか」との指摘が寄せられたと伝えた。



記事によると、同遊楽園は淄博市内の親子連れに人気のスポットランキングで6位に入る有名な遊園地。この件について地元メディアの記者が6日に園に問い合わせたところ、スタッフが「担当者に確認した結果、確かにロバをシマウマのように見せかけたもので、現場にも『ロバ』と書かれていた。オーナーも楽しみながらやっていた」と説明したという。



スタッフはまた、市内の動物園で以前犬にパンダの格好をさせて話題になったことがあり、この手法をまねた動画を撮影し園を宣伝する目的だったと明かした。ただ、宣伝動画はたくさんの人が見て関心を示したものの、実際に園に足を運ぶ人は少なかったという。



この件について、中国のネットユーザーは「塗料ではなくて、白いテープを貼った黒い服をロバに着せているようだな」「こんなの宣伝じゃなくて詐欺じゃないか」「客寄せのためだといっても、うそは駄目だよなあ」「模倣のレベルがあまりに低い」「なんだか不格好で笑ってしまう」「動物虐待だろう」「ところで、シマウマって黒地に白い縞なのか、白地に黒い縞なのか…」といったコメントを残している。



また、道理に合わないことを無理に押し通す意味の四字熟語「指鹿為馬」をもじって「これは『指驢為馬』だ」と指摘するユーザーが多く見られた。中国語読みでは鹿は「ルー」、驢(ロバ)は「リュー」で、発音も近い。(編集・翻訳/川尻)


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