オランダへの“密輸”を企まれた24個の頭蓋骨 バリ島税関で押収される

2月15日(木)13時29分 Techinsight

税関で押収された頭蓋骨(画像は『The Jakarta Post 2018年2月10日付「Island focus: Attempted human skull smuggling foiled」(JP / Zul Trio Anggono)』のスクリーンショット)

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麻薬や武器のような物騒なものから「何故このようなものが?」と首を傾げたくなるものまで、税関では国を問わず日々様々なものが押収されている。インドネシアの人気リゾート地バリ島ングラ・ライ国際空港の税関も今月9日、オランダに密輸が企てられた段ボール箱を押収したことを公表したが、その中身は装飾を施された24個もの人間の頭蓋骨だった。

2回に分けて送られようとしたこれらの箱には『人工的に作成された頭蓋骨』と記された税関告知書が貼り付けられており、税関職員が気にかけることがなければそのままオランダに渡っていたと思われる。だが職員達の目をごまかすことはできなかったようで、段ボール箱は1月中に押収されX線検査で中身を確認後、バリ文化遺産保護センターで専門家による詳細な検査が行われた。その結果、これらは全て本物の頭蓋骨であることが判明した。

左右対称に精巧な彫刻が施され、貝や動物の角、そして染料で装飾されたこれら頭蓋骨について、関税職員ニ・アニエク氏(Ni Aniek)は「恐らくインドネシア東部のパプア州、そして先住民ダヤク族が暮らすカリマンタンで作られたものではないか」と説明する。かつて「首狩り族」として知られたダヤク族の間では、人間の頭部は生命の源になるものと信じられており、犠牲者の頭蓋骨を手元に残しておく習慣があったそうだ。

インドネシアでは昨年11月、3個の頭蓋骨をパプア州からスラウェシ島に郵送を試みたとして2人の男が逮捕されている。24個もの頭蓋骨を国際郵送することは不可能なために『人工的に作成された頭蓋骨』と偽り密輸が企てられたのだろうが、何故この頭蓋骨がオランダに送られることとなったのかは明らかになっていない。この事件に関する逮捕者は今のところ出ていないが『International Business Times』によると、デンパサール在住のインドネシア人がこの密輸に関与した疑いが持たれているという。

押収されたこれらの頭蓋骨は現在、バリ文化遺産保護センターで人物の出自や年齢を明らかにするための更なる調査が行われている。

画像は『The Jakarta Post 2018年2月10日付「Island focus: Attempted human skull smuggling foiled」(JP / Zul Trio Anggono)』のスクリーンショット

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