「世界で最も美しい漁村を」金正恩氏、浅海養殖事業所の着工式で

2025年2月16日(日)19時21分 デイリーNKジャパン

北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が14日、咸鏡南道(ハムギョンナムド)楽園(ラグォン)郡浅海養殖事業所の建設着工式に出席した。朝鮮中央通信が伝えた。


同通信によると楽園郡浅海養殖事業所は、「朝鮮労働党中央委員会第8期第11回総会で決定された地方発展計画」に従って建設されるという。


趙甬元(チョ・ヨンウォン)、朴正天(パク・チョンチョン)、努光鉄(ノ・グァンチョル)の各氏と咸鏡南道の活動家らが着工式に出席した。


金正恩氏は、「楽園郡浅海養殖事業所の建設を決定した後、党中央委員会は年頭から適地の確定から建築設計をはじめ多くの問題を研究・協議し、検討し対策を取るようにした、この席も自身が直接選んだ所である」と述べた。


また、「ここに近代的な浅海養殖事業所を建設するとともに、海岸地帯の特性が生かされるように住宅まで完璧に打ち建てて、世界で最も美しい入り江の漁村を楽園郡に贈り物として与えようと思う、今後この漁村を『楽園浦』と呼ぶ方がよかろう」と語った。


つづけて、「新浦市浅海養殖事業所よりもさらに特色があり、立派な水産拠点を建設し、まだ誰も目撃したことのない素晴らしい漁村を打ち建てれば、それがすなわちわが党の実行する地方発展政策の正当性と将来性に対する直観に、楽園郡の将来の変貌を象徴する標本になるだろうし、郡の沿革史にも輝かしい一ページを記録するようになるだろう」と強調した。


そのうえで、「楽園の未来は全的にその主人らにかかっていると述べ、郡内の活動家と勤労者が海洋産業に死活をかけて奮起し、浅海養殖において楽園郡特有の新しい境地を開いていくべきだ」と強調した。


デイリーNKジャパン

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