四川の高層団地で幼児3人が浄化槽に落ち死亡、マンホールの蓋が木板だったか―中国メディア

2024年3月24日(日)16時30分 Record China

22日、封面新聞は、四川省の高層マンション団地で浄化槽に落ちて幼い子ども3人が死亡した事故で、マンホールの蓋が木の板でできていた可能性があることを報じた。

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2024年3月22日、封面新聞は、四川省の高層マンション団地で浄化槽に落ちて幼い子ども3人が死亡した事故で、マンホールの蓋が木の板でできていた可能性があることを報じた。



記事によると、同省巴中市平昌県にある高層マンション団地で現地時間20日午後8時ごろ、幼い子ども3人が誤って浄化槽に落ちて死亡した。事故から二晩が過ぎた22日午前になっても多くの市民が事故現場を訪れ、3人の尊い命が奪われた悲しみにくれていたと伝えた。



そして、現場に張られた規制線の中では事故が起きたマンホールに大きな覆いが被せられており、数人の行政関係者が現場にやって来ると覆いをめくって中の様子を観察していたと伝え、住民からはさまざまな声が聞かれ、「以前、ここの蓋が木の板だったのを見たことがある。それからだいぶ経ってから今回の事故が起きた」とマンホールの蓋の安全性に疑問を呈する人もいたとしている。



また、亡くなった3人は上が4歳〜6歳と幼かったとし、「浄化槽が大通りの近くにあり、大型スーパーも隣接していたにもかかわらず、マンホールの蓋の問題が長い間放置されてきた」と憤りを示す住民もいたと伝えた。さらに団地に住む人からは「団地内のマンホールの多くが木の板で蓋をしているだけ。この団地ができてもう長いこと経つのに、いまだに同じ状況だ」「事故が発生して当局の関係者が調査に来てはじめて木の板の蓋をちゃんとした蓋に取り替える動きになった」といった声や、「雨が降るとマンホールから汚水の悪臭がして耐えられない」といった苦情も出ているとした。



記事は、事故のあった団地を調べると、規制線が張られたマンホールがさらに4カ所あり、そのうち2カ所では蓋が破損していたと指摘。残りの2カ所も住民が指摘していたように木の蓋の上に緑色の人工芝が被せられているという粗末な管理状況だったと伝えている。(翻訳・編集/川尻)

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