3頭の大型犬に襲われ耳をかみちぎられるなど重傷の男児、飼い主からは100万円しか受け取れず―中国
2025年4月16日(水)15時0分 Record China
中国・貴州省畢節市で昨年3月、下校途中に3頭の大型犬に襲われ重傷を負った男児の家族が現在の状況について語った。
中国・貴州省畢節市で昨年3月、下校途中に大型犬に襲われ重傷を負った男児(8)の家族が現在の状況について語った。中国メディアの新浪新聞が13日に伝えた。
報道によると、事故があったのは同市赫章県。下校途中だった当時7歳の男児が3頭の大型犬に襲撃されて左耳をかみ切られ、頭皮に裂傷を負ったほか、手や足、脇などにも咬傷を負った。
男児はその後、1週間ほど生死の境をさまよったが、なんとか一命をとりとめ、現在は失った左耳の再建手術を受ける準備をしている。小学校は1年間休学しているという。
家族は男児の治療費を支払うため方々から借金をしており、すでに20万元(約400万円)以上かかっているが、今後さらに10万元(約200万円)以上が必要になる見通し。しかし、犬の飼い主からは現在のところ5万元(約100万円)しか受け取れていないという。
男児の母親は「いくら借金をしても必ず治してあげたい」と話している。
中国のネットユーザーからは「この子は本当にかわいそう。治っても後遺症が残るかもしれない」「犬はきちんと殺処分したのか?」「絶対に飼い主に全額支払わせるべき」「飼い主には刑事罰を与えるべき」「犬が人をかんだら飼い主を懲役10年に処すべき。そうしないとこういう事件はなくならない」「公共の空間で犬を飼育すべきではない」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)