日本は子どもに不寛容?トイレ問題が中国でも論争に=「日本社会は冷たい」「中国なら…」

2024年4月17日(水)18時0分 Record China

日本で話題になっている「トイレ」の順番待ちをめぐる論争が、中国のネット上でも注目を集めている。

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日本で話題になっている「トイレ」の順番待ちをめぐる論争が、中国のネット上でも注目を集めている。



発端は女優の片岡凛が今月13日にX(旧ツイッター)に投稿した内容だった。片岡によると、トイレ待ちをしていたところ「子どもが漏れるから先に入らせてほしい」と先頭の中年女性お願いした人物がいたものの、中年女性は「私が漏らしたら誰が拭いてくれるの?排便に大人も子どももない」と断ったという。



片岡は「もののけ姫の犬みたいな声でしっかり断ってた」「東京を感じた」などとつづっている。



この出来事をめぐり、日本のネット上で「世知辛い世の中になったものだ」「おばさんの発言は正論」と賛否が分かれ、「ひろゆき」こと西村博之氏ら著名人も言及するなど、波紋を広げている。



そうした中、フェニックステレビ(鳳凰衛視)東京駐在記者の李●(リー・ミャオ、●は水3つ)氏が中国のSNS・微博(ウェイボー)でこの騒動を取り上げた。李氏は日本のネットユーザーの代表的なコメントとして「合理的な範囲内で譲ってあげるべき」との声がある一方で、「一番前の人の同意が得られたとしても、後ろに並んでいる人たちはどうなる?。全員に同意を取るべき」という声も出ていると紹介し、「日本は本当に子どもに対して不寛容だ」と感想を述べた。



中国のネットユーザーからは「中国ではこんなことはあまり起きない。ほとんどの人が譲ってくれる。それも喜んで。もちろん、ごくごく少数の人は断るかもしれないけどね」「子連れで日本旅行に行ったことがあるけど、本当に子どもに優しくなかった。差別的な目で見られたこともあった」「子どもと張り合おうとするのは自分の心が子どもである証拠。大人は大人の器量を持つべき」「少子高齢化でもともと子どもが少ないんだから、もっと優しくしてあげればいいのに」「日本社会は冷たい」「やっぱり人はそんなに薄情ではいけないと思う」などの声が上がった。



一方で、「外で他人に迷惑をかける人は嫌い」「道徳の押しつけはやめよ。これは親の責任であって子どもに寛容かどうかとは関係ない」「準備していなかった親が悪い」「日本のネットユーザーは間違っているのか?誰彼構わず列に割り込ませていたらどうなるんだ」「小さなことで騒ぎ過ぎでは?秩序を守ることに年齢は関係ない。そうでなければ混乱する」「人には我慢できないこともある。譲らないのも間違いじゃない」との意見も出るなど、日本と同様に賛否が割れている。



このほか、「日本は中国の先を行っている。20年後の中国もこうなるよ」「中国なら子どもを外に連れ出して(野外で)させればOK。そういうの何度も見たことがある」「ポイントはトイレの渋滞問題をどう解決するかということじゃないのかい?」といったコメントも書き込まれていた。(翻訳・編集/北田)

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