中国企業が独占する韓国のロボット掃除機市場でサムスンが反撃=韓国ネット「もともとLGが…」

2025年4月21日(月)8時0分 Record China

17日、韓国メディア・韓国経済は「中国メーカーがトップを走る国内のロボット掃除機市場で、サムスン電子が躍進を見せた」とし、「今年は韓中メーカーのシェア争いが注目される」と伝えた。資料写真。

2025年4月17日、韓国メディア・韓国経済は「中国メーカーがトップを走る国内のロボット掃除機市場で、サムスン電子が躍進を見せた」とし、「今年は韓中メーカーのシェア争いが注目される」と伝えた。



ある市場調査機関によると、韓国のロボット掃除機市場規模は昨年、約4億7000万ドルで前年比42.4%の増加と推計された。主要ブランド別シェア(売上高基準)は中国メーカーの「ロボロック」が46%でトップ。前年に比べ11ポイント上昇した。



サムスン電子はシェアを前年比6ポイント引き上げ、22%とした。昨年4月にモップの洗浄、殺菌、乾燥機能を備えたモデルを発売し、1カ月経たずに1万台以上を売り上げた。中国ブランドが早くからこうした機能を備えていたことと比べるとスタートは遅かったものの、善戦していると評価される。



ただ、シェア格差は依然として大きい。ロボロックは昨年、フラッグシップモデルと格安モデル製品をそろえ、ネット通販と実店舗販売ともに成功を収めている。



一方、LG電子は前年比7ポイント下落のシェア9%にとどまった。サムスン電子から4カ月遅れて自動洗浄・乾燥機能付きのロボット掃除機を発売したが振るわなかった。新製品競争に後れを取ったLGのシェアがそのままサムスンに移動した形で、LGの不振がサムスンの躍進となったと分析される。



今年のロボット掃除機市場は、サムスン電子がロボロックのシェアを奪っていく流れになる可能性が高いという。ロボロックの今年の新モデルは旧モデルと性能面で大きな違いがないが高額で、競争力に欠けると評価されており、シェアの落ち込みが予想される。サムスン電子は去年の勢いを維持できれば、シェアを広げていくことは可能だと期待される。



かつてダイソンが初めてスティック型掃除機を発売した頃、韓国内シェアは80%に達していたが、韓国メーカーが新モデル開発を重ねた結果、シェアは逆転した。新製品が出れば市場の構図が変わるだろうと見込まれている。



サムスン電子は今年、ロボット掃除機国内シェア1位を目標としており、「最も重要なセキュリティー面が強み」だと話している。



この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国の電気自動車、掃除機、スマートフォン。使ったら個人情報を持っていかれるぞ」「内蔵カメラで家の中の隅々まで撮影されてるかも」「家の中の構造から何から中国に筒抜けになる」「中国製品は安さで買うものだ。高い金額を出すほどの品質ではない」など、中国製品への不信のコメントが寄せられている。



また、「もともと産業スパイがLGの技術を中国に持っていったんじゃないか」「ロボロックはLGが開発した技術だよ。中国はそれを盗んだ」といった声も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

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