「努力すれば関係改善」金正恩・文在寅氏が親書交換
2022年4月22日(金)9時35分 デイリーNKジャパン
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は22日、金正恩国務委員長(総書記)と韓国の文在寅大統領が親書を交換したと明らかにした。20日に文氏の親書を受け取った金氏が翌日、回答親書を送ったという。
同通信によれば、文氏は親書で「その間、困難な状況の下でも北南の両首脳が手を取り合って朝鮮半島の平和と北南間の協力のために努めてきたことに言及し、退任後も北南共同宣言が統一の元肥になるように心を同じくする意思を披歴した」という。
また金氏は「北南の両首脳が歴史的な共同宣言を発表して全民族に未来に対する希望を与えたことについて追憶するとともに、任期の最後まで民族の大義のために気遣ってきた文在寅大統領の苦悩と労苦について高く評価した」としている。
さらに同通信は「両首脳は、互いに希望を抱いて尽きない努力を傾けていくなら、北南関係が民族の念願と期待に合わせて改善され、発展するということで見解が一致」したと伝えた。