幻想的な赤いオーロラがニュージーランドで撮影される

4月23日(木)20時2分 BIGLOBEニュース編集部

幻想的な赤いオーロラがニュージーランドで撮影される/画像提供:中垣哲也氏

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札幌在住のオーロラ写真家・中垣哲也氏が、幻想的な赤いオーロラの画像をニュージーランドの南島で4月16日に撮影した。


一般的にオーロラというと、アラスカや北欧、カナダなどの高緯度の地域で見ることができる緑色の光の帯をイメージするだろうが、中垣氏が今回撮影したのは、普段はオーロラが観測されない中緯度地方で、極地側の夜空が赤く染まる「低緯度オーロラ」。現在のような太陽活動期において南島では、南極側の地平線がぼんやり明るくなる程度のオーロラはしばしば見られるが、今回のように肉眼ではっきりと赤く認識できる規模のものは非常に珍しい。


低緯度オーロラ/8秒露出 ISO8000 f2.8/ニュージーランド南島のハウェア湖にて4月16日20時ごろ

8秒露出 ISO8000 f2.8/ニュージーランド南島のハウェア湖にて4月16日20時ごろ


中垣さんにお話を伺ったところ、16日の南島では、日没直後から南の空が明るく色づきはじめ、やがて肉眼でもはっきりとわかるほど空が赤く明るく輝き、カーテンのひだのような縦方向の光の筋も、30分間ほど活発な状態が続いたそうだ。その後、穏やかな色合いに落ち着き、トータルで2時間ほどオーロラを観測することができたと話していただいた。


日本でも過去に「低緯度オーロラ」を目撃した記録が古文書に多く残るが、近年では1958年2月に、北海道から関東まで夜空が赤く染まり、多くの人々が山火事や不吉の予兆と恐れるほどの「低緯度オーロラ」が見られた。最近では、今年の3月に北海道の名寄市で観測されたが、規模はカメラの長時間露出の撮影で辛うじて赤色を確認出来る程度で、とても肉眼で見えるほどではなかった。今後太陽活動は数年をかけて徐々に落ち着くはずで、その活動と関係深い低緯度オーロラは今後およそ6〜7年の間にはあまり見られなくなると予想される。


低緯度オーロラ/2秒露出 ISO8000 f1.8/ニュージーランド南島のハウェア湖にて4月16日20時ごろ

2秒露出 ISO8000 f1.8/ニュージーランド南島のハウェア湖にて4月16日20時ごろ


画像提供:中垣哲也氏

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