「50回通報してもダメ」。米ボルチモアの反人種差別抗議の暴動ここまで激化。

4月29日(水)13時45分 Techinsight

ボルチモア反人種差別抗議暴動が激化(画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット)

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警察官による拘束が原因で20代の黒人男性が死亡した事件を受け、大変な反人種差別抗議運動が展開されている米ボルチモア。警察が機能不全に陥りつつあるといわれ、もはや一般市民からの緊急通報すら機能しなくなっている様子だ。

このたびのメリーランド州ボルチモアにおける反人種差別抗議活動。事の発端は今月12日にフレディ・グレイさんという25歳の黒人男性が警察官に逮捕された後、脊髄を損傷して病院で死亡したことにある。警察官による執拗な暴力が原因だとみられ、これを受けてボルチモアの町は黒人による抗議デモ一色となり、血の気の多い若者らは暴徒と化して警察車両を次々と攻撃した。

この画像は英メディア『dailymail.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。ボルチモアでは暴徒と警察官の衝突がますます激化しており、怒りの矛先は何の罪もない有色人種が経営する商店、ガソリンスタンド、薬局、ATM、一般企業にまで向けられていることを報じている。こうむった被害の総額は計り知れないという。また、ある市民は緊急通報を50回行うも、警察官が1人も来なかったことを証言した。

少年が深々とフードを被って逃げる素振りを見せた、ドライバーを手にして歩いていた、不審なホームレスが抵抗して暴れた…白人では見逃されるこのようなことも黒人では職務質問となることがあり、警察官の暴力や発砲で命を落とせば必ずこうした反人種差別の抗議デモあるいは暴動が起きてしまう。中でもこのたびのボルチモアの暴動は、政府も非常事態宣言、夜間外出禁止令を放つなどかつてない規模、まさに手に負えないレベルに陥っている。何としても早めに事態の収拾を図りたいボルチモアのローリング市長は、グレイさんとその警察官の間に起きたことを正しく情報公開するよう警察に強く求めている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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