韓国、ぼったくり問題で低迷していた済州島観光の人気回復も=ネット「日本に行く」「美しい風景はもうない」

2025年5月3日(土)14時0分 Record China

2日、韓国・世界日報は「5月のゴールデンウイークを迎えて済州島に向かう旅行客が急増し、主要航空会社の済州行き便が連日満席となっている」と伝えた。写真は済州島。

2025年5月2日、韓国・世界日報は「5月のゴールデンウイークを迎えて済州島に向かう旅行客が急増し、主要航空会社の済州行き便が連日満席となっている」と伝えた。



記事によると、大韓航空の場合、2日から3日までのソウル発済州行きの航空便は完売している。4日もほぼ予約で埋まっており、残席は通常の2倍以上の価格で販売されている。他の航空会社の状況も同様で、航空券予約サイトでは検索すら困難な状況だという。



韓国空港公社によると、今回の連休期間中(1〜6日)に全国14空港を利用する旅行客の数は約140万人に達し、そのうち105万人以上が国内線利用客とみられている。国内線利用客の数は、コロナ禍で海外旅行が制限された影響で一時的に増加し、22年に過去最高となる約3632万人を記録したが、済州島など主要観光地の物価上昇や「ぼったくり」料金問題により23年は約3113万人に14.3%減少した。済州観光公社によると、昨年に済州島を訪れた韓国人個人旅行客の1人当たりの平均支出は、19年に比べ約44%増加している。



それにもかかわらず、今回の連休は海外旅行より負担の少ない国内旅行を選ぶ人が多い傾向にある。最近の円高により日本旅行の価格メリットが小さくなったことも影響しているとみられている。



観光業界の専門家は「ぼったくり料金問題などで低迷していた済州観光が再び注目されている背景には、海外旅行より負担が少ないことと、連休という特別な環境がある」とし、「この需要回復を持続させるためには、地域の物価安定と消費者の信頼回復に向けた地方自治体と民間業界の協力が不可欠」と指摘したという。



この記事を見た韓国のネットユーザーからは「本当なの?」「済州島からお金をもらって書いた記事では」「良いカモになりたい人がそんなにたくさんいるとは」「済州島より東南アジアに行った方がいい。安い費用でぜいたくに楽しい思い出がつくれる」「済州島は良いところだけど、何でもかんでも高過ぎる。飲食店で『1人1メニュー制』と言われ、3歳と4歳の子どもの分も注文させられたときに二度と行かないと決めた」「済州島に行くなら日本に行く。内需経済活性化を呼び掛ける前に、安く国内旅行ができるよう努力してほしい。海外より高いお金を払って国内旅行をする人なんていない」「美しかった済州島の風景はもうない。海辺は建物だらけ。中国人に土地を売り渡してからめちゃくちゃになった」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)

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