南京大虐殺記念館の池で子供が大騒ぎ 注意しない親巡り物議

5月9日(水)7時0分 NEWSポストセブン

子供に注意しない親が物議

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 中国江蘇省の南京大虐殺記念館で、子供たちが大きな声を上げて記念館内の池に入ったり、小石を池めがけて投げて遊んでいるのをしり目に、一緒に来ている親たちがまったく注意せず、ぼーっとしている様子を映した動画がインターネット上で公開され、300万回以上も再生されるなど大きな話題を呼んでいる。


 記念館の職員は「日中戦争における中国人犠牲者の霊を弔うために建設されたもので、子供たちの遊び場ではない。館の尊厳を貶める行為であり、他の見学者の安全を考えて、しっかりと注意していきたい」と警告。


 ネット上でも「聖地を汚す行為だ」との声がある一方で、「子供の遊びに目くじらを立てることもない」との書き込みも意見が対立しているが、今年は南京事件の80周年に当たっていることもあって、ちょっとした論争になっている。


 発端はこの模様を撮影した男性が、上海を拠点にしているインターネット・ニュース・サイト「新聞」に、30秒ほどの動画を投稿したうえで、「記念館の意義について、子供たちが理解できなくても、その親たちはどうなのか。南京大虐殺については、すべての人々が少なくとも知っておかなければならないことだ。子供たちの行為はあまりにも不埒ではないか」と自身の意見を書き込んだ。


 これに対して、「このような意見はあまりにも感情的だ。たかが子供たちの行為ではないか」などの意見も書き込まれているという。


 しかし、記念館側では「子供たちの行為はあまりにも不適当だ。他の見学者の安全もあり、今後は監視を強めていく。もし、あまりにも非常識な行為を見つけたら、注意していかざるを得ない」と強い態度で臨んでいく姿勢を示している。


 中国共産党政権の主張によれば、南京事件は1937年12月から1月までの2か月間で、南京を占領した旧日本軍が中国国民党政府軍兵士や南京市民ら中国人を虐殺、中国人犠牲者は30万人以上という。記念館は1985年に建設された。


 今回の出来事を報じた香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の書き込み欄には「愚かな親が愚かな子供を育てる」や、「子供が石を投げるべきは愚かな親に向かってだ」との意見がある一方、「子供の罪にあらず。親が無視することが問題。しっかりと子供に意義を教えるべきだ」といった意見も見られる。

NEWSポストセブン

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