爪を噛む癖で死の淵をさまようことになってしまった男性(英)

5月10日(木)6時0分 Techinsight

爪を噛んで敗血症を起こした男性(画像は『Metro 2018年5月4日付「Dad almost dies after biting his fingernail」(Picture: Mirrorpix)』のスクリーンショット)

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大人になっても爪を噛む癖が直らない人もいるが、その癖のせいでイギリスに住む男性は敗血症を発症して命を落とす寸前だったという。英メディア『Metro』『The Sun』などが伝えている。

英サウスポートのバークデールで倉庫オペレーターとして働く2児の父親ルーク・ハノマンさん(Luke Hanoman、28)は昨年7月に突如、死の瀬戸際へと陥った。感染症にかかったことで敗血症を起こしたのだった。

ルークさんには爪を噛む癖があり、時々爪の周りの皮膚を噛むこともあった。今回、病院に搬送される1週間前にもルークさんは爪の根本あたりの皮膚を噛んでいたそうで、彼はこのように明かしている。

「私は神経質な性格のせいか、普段から爪を噛む癖がありました。ある時、爪の脇の皮膚を噛んでいて少し傷ついてしまったのですが、そのままにしていました。しかし1週間後、体調が徐々に悪くなってインフルエンザのような症状が出始めたのです。」

「それだけではなく冷や汗が出て体が震えるようになり、熱が出始めました。すると今度は指が腫れあがってズキズキと痛み始め、耐えられなくなったのです。自分の身に何が起こったのだろうと不安になり、仕事に集中することもできませんでした。」

当時、ルークさんは金曜の夜には早めに眠りについて週末はゆっくり休養するつもりでいた。「大事を取って寝ていればそのうち良くなるだろう」と思っていたが、夜中の午前2時頃に容体が優れないため目が覚めてしまった。

そんなルークさんの容体を心配して駆けつけた母親が、見かねて「NHSヘルプライン(National Health Service helpline:24時間医療アドバイスを受けられるイギリスの電話サービス)」に電話をして息子の容体について話した。するとヘルプラインのオペレーターから「24時間以内に救急病院に行くように」と指示されたそうだ。

すぐさま母親によって病院に搬送されたルークさんは、体全体に赤い線があり感染が体中に広がっている兆候が見られた。医師からは敗血症を起こしていると診断され、4日間の抗生物質による治療が行われた。そして無事回復したルークさんに、医師は「本当に運が良かった」と話したという。

もしルークさんがこのまま処置をしなかった場合は、多臓器不全に陥って死に至っていたであろうというのだ。これを機にルークさんが勤務する会社「Chemist-4-U」は、敗血症予防を支援するためのキャンペーンの一環として行われる5月18日の「ウェア・レッド・デイ(赤い服を着る日)」に参加を表明しており、敗血症の認知を高めていく予定とのことだ。

「Chemist-4-U」の創設者であるシャミル・パテル氏(Shamir Patel)は「爪の周りの皮膚を噛んだり引っかいたりするだけで、簡単に細菌などが感染してしまいます。実際に爪を噛む癖のある人が、感染症から敗血症を起こしていますから」と話している。そして爪を噛む癖のある人には、ガムやキャンディを口にするか、苦い味のするマニキュアを塗ることをすすめている。

シャミル氏の話は決して大袈裟なものではない。2015年には英エセックス州在住の女性がガーデニング時のちょっとした擦り傷が原因で敗血症になり、5日後には死亡した例がある。

ちなみに『Mirror』によると、イギリス国内だけでも年間約123,000人が敗血症を発症し、うち約37,000人が亡くなっているという。

画像は『Metro 2018年5月4日付「Dad almost dies after biting his fingernail」(Picture: Mirrorpix)』のスクリーンショット

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