カタール王室、トランプ政権に専用機「エアフォース・ワン」贈呈か…後継機の納入遅れ他国から調達も
2025年5月12日(月)17時7分 読売新聞
トランプ米大統領(8日)=AP
【ワシントン=阿部真司】米ABCニュースなどは11日、トランプ政権がカタール王室からジャンボ機(ボーイング747—8型)を贈呈され、大統領専用機「エアフォース・ワン」として使用する予定だと報じた。
米CNNによると、現在の専用機は老朽化が進んでいるが、後継機の納入が遅れており、2027年以降の納入になる見込みだ。トランプ大統領は今年2月、納入の遅れについて「言い訳の余地がない」と不満を述べ、他国から調達する可能性に言及していた。
報道によると、贈呈される機体は約4億ドル(約580億円)に相当し、米軍が通信機能などを追加整備する。米国憲法は大統領を含む政府職員が議会の同意なく外国政府から金銭や贈り物を受け取ることを禁じているが、米国防総省が機体を受け取るため、政権は法的に問題ないと判断した。