韓国大統領選がスタート、6月3日投開票…左派・李在明氏と保守・金文洙氏が軸
2025年5月12日(月)12時18分 読売新聞
李在明氏(左)と金文洙氏=ともにAP
【ソウル=依田和彩】韓国の
候補者登録は今月10、11日に行われ、7人が立候補を届け出た。保守系野党「改革新党」の
李在明氏は12日、ソウル市中心部の広場で行った演説で「幸福を渇望する全ての国民の候補として選挙に臨む」と強調した。金氏は、ソウル市内の市場で選挙活動を始め、「国民が豊かに暮らせるようにする大統領にならなければならない」と訴えた。
李在明氏は各種世論調査で支持率トップに立つ。複数の刑事裁判を抱えるものの、大法院(最高裁)がソウル高裁に審理を差し戻した公職選挙法違反事件を含め、投開票日前に刑が確定する裁判はない見込みで、選挙戦を有利に進めるとみられる。
一方、国民の力は今月3日の党大会で金氏を公認候補に選出したものの、無所属で立候補を表明していた
しかし、党員の支持が集まらなかったため、党執行部は一転して候補を差し替える方針を撤回し、最終的に金氏が立候補を届け出た。党内は混乱しており、一枚岩となれるかは不透明な情勢だ。