車にはねられた側に100％の責任、警察の異例の判断を中国ネット絶賛＝「珍しく公正な判断」
2025年5月13日（火）0時0分 Record China
中国・上海市の道路で電動バイクに乗って走行中の女性が自動車にはねられた事故を巡り、交通警察は女性側に100％の責任があるとの異例の判断を下した。
中国・上海市の道路で電動バイクに乗って走行中の女性が自動車にはねられた事故を巡り、交通警察は女性側に100％の責任があるとの異例の判断を下した。中国メディアの中国新聞網が11日付で報じた。
報道によると、女性はバイクで赤信号を無視して左折し、直進してきた自動車と衝突。女性は軽傷を負った。
現場で撮影された映像には、女性の同行者の男性が「つまり彼女1人に全責任があるということですか？」と質問したのに対し、警察官が「なぜ絶対に車の方に責任があると考えるのですか？」と応じる様子が映っている。
警察官は、「映像にはあなた（女性）が信号無視をしたことがはっきり映っています。突然飛び出しました。相手の車は青信号で正常に直進しています。それに、あなたは全く左を確認せずに突っ込んでいます。これでは車のドライバーも避けようがありません」と指摘した。
さらに、「あなたはけがをして、相手にも多少の責任を取らせたいだけでしょうが、そういう理屈は通りません。全責任はあなたにあります」とし、「けがの治療にかかる費用は自分で負担してください」と厳しい声で言い放った。
中国のネットユーザーからは「これは素晴らしい」「交通警察のおじさんの冴えた判断だ」「やっと公平な判断が見られたな」「珍しく公正な判断だ」「これはもう“いいね”せざるを得ない」「全国に（このような判断を）広めてくれ」「信号無視をしたら本人が全責任を負うべき」など、絶賛の声が相次いでいる。（翻訳・編集/北田）
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