U-17女子日本代表に惨敗の中国監督「格が違った」、中国メディア「差は明らか」

2024年5月14日(火)11時0分 Record China

サッカーのU-17(17歳以下)女子アジアカップで日本が中国に4-0で快勝したことが、中国でも大きな話題になっている。

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サッカーのU−17(17歳以下)女子アジアカップで日本が中国に4−0で快勝したことが、中国でも大きな話題になっている。



13日に行われた試合、立ち上がりから優位に試合を進めた日本は9分にゴールポストに当たったボールを福島望愛が押し込んで先制。その後はゴールを奪えずにいたが74分に相手ディフェンスラインの裏に抜け出した菊地花奈が左足で流し込んで追加点を挙げると、86分にも相手の最後尾のディフェンダーからボールを奪った菊地がそのまま持ち込みゴールを奪う。さらにアディショナルタイムにもコーナーキックから根津里莉日が決めて4−0で快勝した。この結果、日本は3戦全勝でグループB首位通過を決めた。



一方、敗れた中国もすでに2勝を挙げているためグループは突破した。とはいえ、日本相手に大きな差を見せられた形になった。試合後、U−17中国代表のギャリー・バン・エグモンド監督は「この試合はこれまでチームが戦ってきた試合とは格が違った。日本は素晴らしいチームで、(中国の)若い選手たちにとって貴重な経験になった」と完敗だったことを認め、「自分たちのスタイルを出せた時間帯もあったがそれを長く保てなかった。うまくできたところも、不足しているところもあった。しっかりと総括して、次の北朝鮮戦に臨みたい」と語った。



中国のサッカー専門メディア・射門中国は「惨敗!」と見出しを打ち試合を詳報した。また中国メディア・北京青年報は「この試合の前に、中国と日本は2連勝しグループ突破を決めていたが、グループAでは北朝鮮が3戦全勝22ゴール無失点と圧倒的な強さを見せたため、両チームは(準決勝で北朝鮮と当たらない)首位突破を目指した」とした上で、「公式データによると日本のボール支配率は53%と中国を6ポイント上回った。日本の驚異的なボールコントロールと比べ、中国は横パスやバックパスが目立った。攻撃では完全に抑え込まれた。日本のシュート数は24本と、中国(4本)の実に6倍だった。コーナーキックの数も9回対2回で、双方の技術力に大きな差があったことを証明している」と分析した。



同メディアはまた、このほど指導経験豊富なオーストラリア人であるギャリー・バン・エグモンド監督が招聘(しょうへい)されたことに触れた上で、「中国にも個人能力に優れた選手が何人かいるが、日本と比較すると全体的な技術面、サッカーの基礎の部分での差が明らかだ。レベルの高い外国人監督を招聘しただけでは、短期間にチームの国際的な競争力を高めることは難しい」と指摘した。



中国のサッカーファンからは「こんなに差があったなんて」「こんなに大差がつくとは」「ビッグマッチでは本当に日本に勝てないよな」「戦い方は悪くない。でもいかんせん足元の技術に差がありすぎる」「実力差はやはり大きかった。ボールコントロールも、経験も、個人の技術も、決定力もだ」といった声が上がった。



また、「日本が全体的に優れているのは客観的事実。しかし、3失点目のミスはチームの指揮を下げた」「(中国の)18番ってスパイなの?」「散々ミスをした18番はひどかった。今後の試合に出さない方が良い」「18番は失点に絡むミスが多すぎる。しっかり総括してほしい」など、失点に絡むミスをした選手がやり玉に挙げられた。



一方で、「点差ほど差があったとは思わない」「日本にもミスはあった」「(グループを)2勝1敗なら良い方」「準決勝を勝って、日本とリターンマッチだ」「頑張れ」などと背中を押すコメントも見られた。



なお、日本は準決勝で韓国と、中国は北朝鮮と対戦する。今大会で3位以内に入れば、今秋に開催されるU−17女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得できる。(翻訳・編集/北田)

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