同級生に9年間で6000回以上の誹謗投稿した女、禁固刑に

5月19日(土)7時0分 NEWSポストセブン

中国版ツイッターで6000回以上中傷した

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 高校1年生の16歳の時から9年間、中国版ツィッター「ティエバ」で6278回にわたって、「彼女は売春婦」「一晩500元(約8500円)」などと誹謗中傷され続けてきた25歳の女性が、全くの虚偽の内容の書き込みをしてきた高校時代の同級生の女を名誉棄損で訴えた。裁判では3か月間の禁固刑の判決が下されたことが分かった。


 中国ではネット上での名誉棄損に実刑判決が下されるのは極めてまれで、司法当局はこの実刑判決にネット社会に対する警告の意味も含んでいるとみている。中国の夕刊紙「揚子晩報」が報じた。


 訴えた女性は王晶玲さんで25歳。訴えられたのは江キ・受刑者。2人は浙江省温嶺市の温嶺高校の同級生で、入学当初は仲が良かったものの、些細なことで口喧嘩をしてから関係が悪化。


 江がティエバで、根も葉もない王さんの悪口を書くようになり、盗撮した王さんの写真も多数掲載して、「この女は高校生なのに、売春をしている」などとの内容の書き込みをするようになった。


 これを見た同じ高校の生徒たちがわざわざ王さんの姿を見ようと、王さんの教室まで押し寄せる騒ぎもあったという。


 江の悪口は徐々にエスカレートして、「王は一晩500元」「お金をもらえば、だれとでも…」などとの書き込みを9年間も続けていた。


 これに対して、最初は我慢していた王さんも精神的に追い詰められていき、学校に行かなくなり、1日中ベッドに伏せるようになり、自殺することまで考えるなど追い詰められていった。しかし、両親の激励などもあり、立ち直り、無事に高校を卒業。


 その後就職したが、それでも、なおも執拗に江による誹謗中傷は続き、王さんの堪忍袋の緒が切れ、温嶺市の裁判所に江を訴えることに。裁判の結果、江に禁錮3カ月の実刑判決が下された。江は控訴しなかった。


 これについて、王さんは中国ラジオ局の取材に対して、「インターネットを通じての誹謗中傷やサイバー暴力を受けても絶対に屈することなく、自分自身の権利と利益を守る覚悟があれば、必ず乗り越えることができることを今回の裁判で学んだ」などとコメントしている。


 中国ではここ数年、ネットを通じた被害が多くなっており、中国政府は2013年9月、インターネット上の流言に対する取り締まりを強化し、インターネット利用者がいわれのない中傷や、国益を損なうようなデマ情報の書き込みを行った場合、それが5000回閲覧されるか、500回転送されると、3年以下の禁固刑に処されることになっている。

NEWSポストセブン

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