韓国民間団体の訪朝が霧散…北朝鮮側の「揺さぶり」か

2018年5月22日(火)21時7分 デイリーNKジャパン

韓国の民間団体「6.15共同宣言実践南側委員会」は21日、23日から予定していた訪朝計画の実現が難しくなったと明かした。


同団体は2000年の「6.15南北共同宣言」を実践するために結成された組織で北朝鮮側とは友好関係にある。今年6月に予定される「6.15南北共同宣言」を記念する北朝鮮側との共同行事について協議するため、23日から26日にかけて訪朝するとしていた。


北朝鮮を訪問するには、北側から招待状を受け取り、訪朝する7日前に韓国の統一省から承認を受ける必要がある。だが同団体によると、「北からの招待状が到着しておらず、現実的に23日に出国するのが難しくなった」とのことだ。


同団体は先日、北朝鮮側のパートナーである「6.15共同宣言実践北側委員会」から、23〜26日に平壌で協議を行いたい旨のファックスを受けとったことを明かしていた。


北朝鮮側が態度を変えたのは、米韓空軍の定例合同演習を理由に、今月16日に予定されていた南北高官級会談を直前で延期するなど、米韓への揺さぶりを強めている点と無関係ではないとみられる。

デイリーNKジャパン

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