元日本代表監督・岡田武史氏が中国で講義「サッカーを楽しめ、相手やミスを恐れるな」―中国メディア

2024年5月23日(木)17時0分 Record China

22日、中国メディア・直播吧は、サッカー元日本代表監督の岡田武史氏が、かつて自ら監督を務めた中国スーパーリーグ・浙江FCのコーチに講義を行ったと報じた。

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2024年5月22日、中国のスポーツメディア・直播吧は、サッカー元日本代表監督の岡田武史氏が、かつて自ら監督を務めた中国スーパーリーグ・浙江FCのコーチに講義を行ったと報じた。



記事によると、岡田氏は21日に行われた武漢三鎮との試合前に浙江FC(旧杭州緑城)コーチングスタッフに対して講義を行った。講義の主な内容は岡田氏が2014年よりオーナーを務め、現在J3に所属するFC今治におけるサッカー哲学で、岡田氏は「サッカーを始めたときの楽しさ、ゴールを決めたときの喜びを忘れてはいけないということを自分自身が認識するとともに、選手たちにも認識させなければいけない。また、相手やミスを恐れなければピッチ上で伸び伸びとプレーすることができる。単にコーチの指示を聞くのではなく、自分による判断を通して自分が責任を持つという心構えで臨み、サッカーの中でチャレンジに成功する真の喜びを享受すること」と語り、心身ともにサッカーを楽しむ姿勢の重要性を説いた。



岡田氏はまた「チームはコーチのものではなく、各選手のものであり選手が主人公だ」と述べたほか、毎回のトレーニングや試合に対して常に全力で臨み、勝利への強い欲求を持つこと、最終的に負けてしまったとしてもそこから反省して次のチャレンジの糧にすることを指摘。サッカーでは「あいつに任せれば防いでくれる、あいつにパスすればゴールを決めてくれる」という互いの信頼感を構築するためにコミュニケーションが非常に重要との認識も示した。



さらに「どんな選手も順風満帆にいくことはありえない。ピークと谷底を繰り返しながら少しずつ進歩する。谷底を経験するほど、将来より高いピークに到達できる可能性が開けてくる。谷底は跳躍の前にしゃがんで準備するようなもの。目の前のことにベストを尽くすよう精力を集中させる。負けたからといってくよくよしたり、ミスをで負けたからといってピッチ上で萎縮してはいけない。大きな目標を持ち、そのために今最大の努力をするべき」と説き、選手がすべきこととして「 日常的な自己管理、全力で練習する、試合では100%の努力をする」ことを挙げたという。(翻訳・編集/川尻)

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