ロンドンのバス、中国製が有力に―仏メディア

2024年5月23日(木)16時0分 Record China

フランスの自動車情報サイト「Carradisiac」はこのほど、英ロンドンで中国BYDのバスが北アイルランドに拠点を置くライトバス社の「ニュールートマスター」に取って代わろうとしていると報じた。

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中国メディアの環球時報によると、フランスを代表する自動車情報サイト「Carradisiac」はこのほど、英国のロンドンで、中国の自動車ブランド、比亜迪(BYD)のバスが、北アイルランドに拠点を置くライトバス社の「ニュールートマスター」に取って代わろうとしていると報じた。



記事によると、ロンドン市内の通りを60年余り走り続けてきた有名な赤い2階建てバスは、ビッグベンやタワーブリッジ、赤い電話ボックス、フィッシュアンドチップスと同様に同市の定番の一部だ。



この代表的な輸送手段の最初期のモデルである、アソシエーテッド・エクイップメント(AEC)社とパーク・ロイヤル・ビークル(PRV)社による「ルートマスター」は、1950年代から2005年まで運行され、12年に新型に切り替えられた。ニュールートマスターはライトバス社によって製造され、市長在任時に使用することを支持したボリス・ジョンソン元首相にちなんで「ボリス・バス」という愛称が付けられている。



サディク・カーン現市長は、ニュールートマスターに代わるモデルとして、大手交通企業ゴーアヘッドとBYDによる電気バス契約にゴーサインを出した。



BYDは13年以来、英国のさまざまな事業者に約1800台の電気バスを供給してきたが、そのほとんどが英国の協力企業と共同で製造したものだ。今回の契約の対象モデルである「BD11」は中国で製造され、船で輸入される。BD11は100%電気だけで動く2階建てバスで、全長10.9メートル、搭載するバッテリー容量は532kWh。[]



中国で製造され、船で輸入されることに、一部からは抗議の声が上がっているが、故障することが多かった公共バスに不満を漏らしていたロンドン市民にとっては良い選択肢とみられる。(翻訳・編集/柳川)

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