「トランスフォーマー」実写版?長安汽車の両江工場で重要工程の100%自動化が実現

2024年5月24日(金)21時30分 Record China

長安汽車両江工場では重要工程の100%自動化が実現し、製品は世界各地へ販売されている。

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重慶市にある長安汽車両江工場を取材した。ここでは重要工程の100%自動化が実現し、製品は世界各地へ販売されている。確かなデータ、人目を引く作業風景を目の当たりにした記者は、「ものづくり」と「スマートなものづくり」がもたらすテクノロジー感と未来感に深い感銘を受けた。



溶接作業現場のロボットアームから技術力の高さが伝わってきた。縦方向に伸びた生産ラインでは機械の起動音「ブーン」という音が聞こえ、ロボットアームが協力しながら動き、角度を変えながら溶接作業を進めるロボットもあれば、水平移動して物を持ち上げたりつるしたりするロボットもある。時々火花が飛び散り、遠くから見ていると映画「トランスフォーマー」さながらの光景に見える。



1号溶接作業場の案内を担当する李興旺(リー・シンワン)さんは背後にある生産ラインを指し示しながら、「このようなロボットアームが1号溶接作業場に計500本以上ある。そのうちフレキシブルラインにはロボットアームが150本以上あり、治具と協働しながら作業を進め、最も面倒な溶接工程を一手に引き受け、自動車の各部分の精度を完全に保証してくれる」と説明した。



イノベーションによる発展は長安汽車の掲げる重要な看板だ。現在は作業場のスマート化改良と生産ラインの持続的な高度化を進めており、どのステップもよりよい車作りのための努力を体現している。



組立作業場の生産ラインからはあふれる未来感が漂ってくる。組立ラインには各部品が集まり、シート、タイヤ、バッテリーなどの部品が組み立てられ、新エネルギー自動車が1台また1台とできあがり、そして外観検査ラインに並んで外観のチェックを受ける。



組立作業場の製造管理室の責任者を務める姚雨青(ヤオ・ユーチン)さんは、「ここにある車は何重ものチェックに合格してから、初めて出荷が可能になる。組立作業場には多くの技術イノベーションが応用されている。『ADAS(先進運転支援システム)校正技術』を例にすると、その運用により完成車の自動運転機能のシミュレーション検査作業をより正確に行うことが可能になり、品質がブランドを保証することができる」と説明した。



姚さんは次々に検査を終える車を眺めながら、「長安汽車には100年の歴史があり、今は『新エネルギー』へシフトし、ユーザーとの結びつきを絶えず強化し、サービスによって評価を得ている。評価が高ければ、ブランドは自ずと確立される」と誇らしげに述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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