<W杯>大ブーイングを受ける作戦を取った日本はどこまで進める?—中国メディア

6月30日(土)9時10分 Record China

日本-ポーランド戦で大ブーイングを受ける作戦を取った日本は決勝トーナメントでどこまで進めるだろうか。資料写真。

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28日、ワールドカップロシア大会グループリーグH組の3巡目の2試合が同時刻に行われ、日本はすでに敗退が決まっていたポーランドと対戦。日本と同じ勝ち点4のセネガルは、勝ち点3のコロンビアと対戦した。中国新聞網が伝えた。

日本−ポーランド戦は後半14分、ポーランドが1点を先制した。一方のセネガル−コロンビア戦はコロンビアが1点を先制し、そのまま終わればコロンビアがグループリーグ1位で決勝トーナメントに進出し、日本とセネガルは1勝1引き分け1敗で勝ち点4、得点4、失点4の得失点差0と、完全に肩を並べることとなった。

そうなると、日本はフェアプレーポイント(警告や退場の数)の差でセネガルを上回り決勝トーナメント進出が決まり、もしイエローカード2枚、もしくはレッドカード1枚をもらってしまうと、敗退するという状況だった。

そのため、後半37分、西野朗監督は武藤嘉紀に代わって長谷部誠を投入した。西野監督の指示のもと、日本はシステムを4−1−4−1に変更して、ボールを支配しながら、レッドカードやイエローカードをもらわないように、最終ラインでボールをゆっくり回して時間稼ぎをする作戦を取った。

すでに敗退が決まっていたポーランドも、明らかにその意味をくみ取り、ボールを無理やり奪おうとしたり、積極的に攻撃したりすることなく、日本に「協力」した。しかし、試合会場だったボルゴグラードアリーナからは大きなブーイングが巻き起こった。そのようななんとも言えない雰囲気が漂う中、審判はロスタイム3分終了後、試合終了を告げるホイッスルを吹いた。

フェアプレーポイントの差で決勝トーナメント進出を決めたのは、ワールドカップ史上で今回の日本が初めてだ。

他力本願で決勝トーナメント進出が決まった日本の選手は、他のチームが進出を決めた時のように歓喜、エキサイトすることはなく、そのような作戦を命じた西野監督も無表情だった。

もちろん、西野監督率いる日本代表はワールドカップのルールを合理的に利用しただけで、最後の10分はただただ決勝トーナメントに進出することだけに集中した。しかし、サッカーファンの期待を裏切り、サッカーの本質とも大きな差があるため、その代価は非常に大きいと言えるだろう。

勝ち点、得失点、得点、勝敗数などですべて並ぶという状況下で、日本はフェアプレーポイントの差で決勝トーナメント進出を決めたが、最後の10分の戦い方は「フェアプレー」とは言えなかったのではないだろうか。

フランス通信社(AFP)は「日本はブーイングを受け、ポーランドに負けながらもベスト16に進んだ。最後の10分間はほとんど攻撃せず、ブーイングがスタジアムに鳴り響いた」と報じた。

英国放送協会(BBC)のサッカーコメンテーターのマーク・ロウレンソン氏は、「そもそもとてもお粗末な試合だったものが、茶番と化した。ワールドカップでの順位を決めるのに、もっとましなやり方があるはずだ。警告数?いや、それはだめだろう」と批判した。

また、アジアの多くのサッカーファンが日本と韓国を比較し、「立って死ぬ韓国としゃがんで生きる日本」などと声を寄せている。前日、強豪ドイツと対戦した韓国は、ロスタイムにボールを奪い、がら空きとなっていたゴールにシュートを決めて、2対0で金星を挙げていた。

今回のワールドカップグループリーグの日本の戦いを見ると、「良い戦い」と言えるのは2戦目だけだろう。背が高く、スピードある戦いをするセネガルを相手に、日本は、混戦でミスが出て押し込まれるシーンはあったものの、先制されては追いつき、勝ち越されてはまた追いつきという驚異の粘りを見せた。そして、試合全体を見ると、日本のほうが試合のリズムを支配し、攻撃も効果的だった。

西野監督は試合後のインタビューで、「自分に本意ではない選択をした。一次リーグ突破のため、究極の選択だったかもしれない。自力でという形ではなく、他力を選んだ自分に後悔は少しはある」とし、これからの戦いについては、「また強いチャレンジを持って入っていく」と話した。

今大会アジア勢から唯一の決勝トーナメント進出となった日本は本当にアジアを代表することができるのだろうか?また、アジア代表としてどこまで進むことができるのだろう?日本の試合を進めるスタイルやピッチ上でのチームワークは、他の国が参考にする価値があるものだといえるものの、アジアのサッカーをネガティブなスタイルの代名詞にしてはいけない。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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