子どもの教育について「千と千尋の神隠し」が教えてくれること—中国メディア

6月30日(日)17時50分 Record China

29日、北京晩報は、子どもの教育について映画「千と千尋の神隠し」から親が学べることについて紹介する記事を掲載した。写真は映画「千と千尋の神隠し」。

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2019年6月29日、北京晩報は、子どもの教育について映画「千と千尋の神隠し」から親が学べることについて紹介する記事を掲載した。

記事はまず、映画「千と千尋の神隠し」の中で2つのシーンが対照的でありながら深い意味があると分析。それは、冒頭で両親がトンネルへ行ってみようという時に千尋は行きたがらず、両親が行ってしまったのでやむなくついていきお母さんの手をぎゅっと握っているというシーンと、映画の終わりでは同じトンネルを抜ける時に、やはりお母さんの手を握っているが、この時は恐れや緊張ではなく、再会できた喜びや自分が両親を助けたという達成感で強く手を握りしめていたと指摘した。

この2つのシーンについて「トンネルに入ってから千尋が経験した大冒険を両親は全く知らず、自分たちがブタになったことすら知らない。両親は相変わらずだが、千尋は怖がりで緊張していて引っ越しのため心が傷ついていた少女から、勇敢で責任感のある子どもに成長していた」と分析した。

その上で、「子どもの思春期や心の成長の重要な局面で、親はその場にいないものだ」と指摘。仮に千尋が経験したことを親が知ったら、「きっと心が痛んだに違いない」とした。しかし、「子どもの心の成長は親が代わりになってあげることができず、子ども自身が相対する必要がある」と指摘した。

記事は、中国の一部の親は子どものために素晴らしい人生を用意しようとするが、「千と千尋の神隠し」の観点から考えると、ある種の出来事は親の視界の外で発生し、知るすべもなく、コントロールするなど言うまでもなくできないと指摘。したがって、「唯一できることは、子どもが直面するかもしれない問題に対処できるよう早くから助けることであって、子どもに代わって対処することではない」と論じた。

そして、この道理は子どものすべてをコントロールしようとする一部の親にとっては「悲劇」だが、幸いにも子どもには自己学習、自己調整、自己適応の能力があり、新たな環境に直面した時にうまく適応するようなるとした。

記事によると「千尋」はまさにこのような子どもで、異世界に入ったばかりの時はすべてに対して「恐怖」を感じていたが、最終的には「恐怖」に打ち勝ったと紹介。恐怖に勝つと千尋の善良さや勇気、責任感などの優れた特質が発揮され、周囲の好感を得るに至ったと分析した。

その上で、「中国式のガラスのハートの親は、子どもの心配が尽きないが、子どもが直面する世界は大人の世界と同じだ。冷たくもあり温かみもある。敵意もあり善意もある。危険も多くあるが危険を経験せずに子どもはどうやって心の成長を遂げるのか」と疑問を投げかけた。そして、千尋の場合にも周囲に協力者が多くいたことに言及し、「われわれの子どもも勇気をもって成長していく。そして成長の道は一人で歩むものではない」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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