BIGLOBEトップBIGLOBEニュース
国際

顔のタトゥーが原因で職に就けない男性「僕はごく普通の人間なのに…」(ニュージーランド)

Techinsight7月16日(日)21時20分
画像:服役中、顔にタトゥーを彫ってしまった男性(画像は『NZ Herald 2017年7月13日付「‘I just want a job’: Face tattoo inked in jail proves a tricky sell for employers」(Photo: Supplied)』のスクリーンショット)
写真を拡大
服役中、顔にタトゥーを彫ってしまった男性(画像は『NZ Herald 2017年7月13日付「‘I just want a job’: Face tattoo inked in jail proves a tricky sell for employers」(Photo: Supplied)』のスクリーンショット)
荒れた人生を歩んできた19歳の男性が「恋人や生まれた子供と一緒に過ごしたい」と願い、まともな生活を目指して就職活動を始めた。ところが顔の半分にあるとんでもないタトゥーのせいで仕事が見つからないという。『NZ Herald』や『The Sun』など複数メディアが伝えている。

ニュージーランド、オアマル出身のマーク・クロップさん(19歳)は6歳の頃から子どものケアと保護のための施設「子ども青少年家庭局(CYF)」への出入りを繰り返し、11歳には学校を退学させられた。その後はドラッグや酒に溺れ、ついには一緒に住んでいた両親から臨月の恋人とともに追い出されて住む場所を失った。

17歳だった2015年、マークさんは恋人と生まれてくる子どもとの生活資金を得るために、友人と観光客に偽の大麻を売るという詐欺を働く。荒稼ぎしようとしてナイフで脅したため、悪質な強盗罪および凶器を用いた襲撃、意図的な破壊行為や窃盗などの容疑でクライストチャーチの刑務所に服役した。しかしマークさんの刑務所暮らしは、他の服役囚らからいじめの対象になるなど厳しいものであった。そんな時、同じ刑務所に服役していたマークさんの兄から「顔にタトゥーを彫れば、周りを威嚇できる。派手なタトゥーがある奴には誰も近付かない」とアドバイスされた。

昨年末ごろ、マークさんはタトゥーに必要な針やインクなどを不正に入手し、服役中の身でありながら酒を飲み、酔って顔下半分に大きく「DEVAST8(devast=破壊の意)」とタトゥーを彫った。

しかしマークさんが「こんなに大きくするつもりなどなく顎に沿って小さく入れるはずだった」と派手なタトゥーに後悔している素振りを見せたため、民間公益団体らが無料で除去することをオファーした。だがこの時、現実社会の厳しさがまだ把握できていなかったのか、せっかくの申し出をマークさんは拒否した。

その後、服役中に出産した恋人は娘の親権を奪われ、今のマークさんは彼女とサウスオークランドのタカニニにあるキャラバンパークの緊急宿泊所に暮らしている。7月12日にCYFで暮らす娘と面会して以来、3人で一緒に暮らしたいという気持ちがより一層湧いた。そのためには仕事を見つけなければと就職活動に励んだが、派手なタトゥーと前科があるマークさんを雇うところは見つからない。

職業安定所にも出向いたが、職員から「私ならそんなタトゥーをしているあなたを採用しない。あなたの顔をじっくり見るまでもないでしょう」と冷たく言い放たれ、周りからは失笑が起こったそうだ。「俺はギャングではない。普通の人間だ」と主張したいマークさんは、オークランドの職業案内のFacebookに窮状を訴えた。

「顔のタトゥーで批判されるけど、僕は普通の人間です。見た目で判断しないでほしい。」

マークさんは、仕事が決まらないのは前科者だからではなく顔のタトゥーが原因なのではという。ペンキ塗りや装飾の資格を持ち、いつかタトゥーアーティストになりたい夢などを綴ってFacebookに投稿すると、なかには励ましの言葉や建設の仕事をオファーしてくれる人もいたそうだ。

派手なタトゥーに関しては「髭を伸ばして隠せばいい」という声もあるようだが、やはり「除去した方がいい」という意見が多い。しかしマークさんは「このタトゥーは自分の一部だから」と躊躇しつつも、「でも、普通の人になって社会で生きるためにどうしても除去した方がいいなら、そうしなくちゃいけないんだろうけど」と話している。

マークさんはとにかく失業の身を抜け出し、仕事を得て家族が食べていけるような普通の生活を望んでいる。だがそんな彼に、世間は冷たい。「マジで誰も君を雇わない理由がわからないのか?」「そんなタトゥーを入れてたらまともな仕事が得られるわけないだろう」「若気の至りで愚かなタトゥーを入れる人が多いけど…後悔しても遅いよ」「タトゥースタジオで働くか、除去するかのどちらかしかないんじゃない?」「愚かな奴だ」といった声があがっている。

画像は『NZ Herald 2017年7月13日付「‘I just want a job’: Face tattoo inked in jail proves a tricky sell for employers」(Photo: Supplied)』のスクリーンショット
COPYRIGHT 2007-2014 MEDIAPRODUCTSJAPAN CO,LTD. ALL RESERVED

はてなブックマークに保存

Techinsight
この記事のトピックス

最新トピックス

国際トピックス

芸能写真ニュース

旬なニュースを配信中 フォローしてね!

注目ワード

話題の投稿画像

ページ設定

「タトゥー」をもっと詳しく

注目ニュース
定年退職しても休まない日本の高齢者、社会が積極的に支援—華字紙 Record China9月23日(土)11時40分
2017年9月20日、華字紙・日本新華僑報は、日本では定年退職した高齢者の再就職が積極的に支援されていると伝えた。[ 記事全文 ]
韓国で若者の孤独死が急増、社会の「日本化」が問題?=「あまりにも悲しい」「状況は日本よりもっと深刻」—韓国ネット Record China9月22日(金)18時30分
2017年9月20日、韓国・ソウル新聞によると、韓国で今20〜30代の若者の孤独死が増えている。[ 記事全文 ]
ロシア外相、緊張緩和呼び掛け 時事通信9月23日(土)10時33分
ロシアのラブロフ外相は22日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、北朝鮮とトランプ米政権による互いへの威嚇が激化している状況について「幼稚…[ 記事全文 ]
水爆実験、前例ない侵略行為=国際社会の報復招く—米 時事通信9月23日(土)7時11分
【ワシントン時事】ソーントン米国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)は22日、ニューヨークで記者会見し、北朝鮮の李容浩外相が示唆した太平洋…[ 記事全文 ]
噴火警戒で9400人避難=バリ島 時事通信9月22日(金)21時52分
インドネシア国家防災庁は22日、バリ島東部アグン山(3031メートル)に噴火の可能性があるとして、これまでに付近の住民約9400人が自主避…[ 記事全文 ]
アクセスランキング

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。

データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア