<卓球>中国・樊振東の金メダル決定直後、コーチの行動が話題に
2024年8月6日(火)19時0分 Record China
パリ五輪卓球男子シングルスで金メダルを獲得した中国選手のコーチの行動が注目を集めている。台湾メディアのETtodayが5日付で報じた。
4日に行われた男子シングルス決勝で中国の樊振東(ファン・ジェンドン)がスウェーデンのトルルス・モーレゴードを4−1で破って金メダルを獲得した。
試合が終わった瞬間、樊本人は興奮のあまりラケットを足元に落として両手を挙げた。中国の王皓(ワン・ハオ)コーチは駆け寄り樊とハグを交わしたが、その後ですぐに床に落ちたラケットを拾い上げて卓球台の上に置いた。
混合ダブルス決勝では、金メダルを獲得した王楚欽(ワン・チューチン)のラケットがカメラマンに踏まれて折られる騒動があったことから、悲劇を繰り返さないためにコーチが素早い対応を見せたようだ。
中国のネットユーザーからは「素晴らしい」「良かった。今回はカメラマンがなだれ込んでこなかった」「自分で踏みそうになってるのが怖い(笑)」などの声が上がった。
記事は王コーチについて「かつて中国のトップ選手だった一人で数々の大会で優勝したが、五輪シングルスの金メダルは獲得できず(3大会に出場しいずれも銀)。子弟である樊振東がコーチの願いをかなえ、グランドスラム(ワールドカップ、世界選手権、五輪での優勝)を達成した選手になった」と報じた。(翻訳・編集/北田)