石川佳純さんが卓球イケメン馬龍選手にプレゼント、どよめく中国人「カップル誕生!」
2024年8月10日(土)18時40分 Record China
中国では8日から、インターネットに元卓球選手の石川佳純さんと現役の馬龍選手を「カップル」とする投稿が相次いだ。きっかけは、同日開催の卓球の団体女子準決勝で中国チームが韓国を下して決勝進出を決めた直後に、リポーターを務める石川さんが中国チームの3選手にピンバッジをプレゼントし、さらに男子卓球の著名選手の一人である馬龍(マー・ロン)選手に渡してほしいとピンバッジを託したことだった。
石川さんは団体女子準決勝の終了直後に、勝利した陳夢(チェン・モン)、孫穎莎(スン・インシャー)、王曼昱(ワン・マンユー)の3選手を会場内で取材した。中国メディアは「彼女(石川さん)の中国語の実力は大したもので、中国人選手との関係も良好」と紹介した。石川さんは中国人選手3人との写真撮影をした後に、3人それぞれにピンバッジをプレゼントし、さらに陳選手には「馬龍さんに渡してほしい」と言ってピンバッジ一つを渡した。陳選手は笑顔を浮かべて「馬さんに代わってお礼を言います。ありがとうございます」と言った。
馬龍選手は1988年10月生まれの35歳。これまでに五輪大会で金メダルを6個、世界卓球選手権とワールドカップを合わせれば計30個も獲得している名選手だ。しかも中国男子卓球選手の中で「イケメン担当の一人」とされている。当然ながら熱狂的なファンは多い。
一方の石川さんも中国での好感度は高い。その要因には、現役時代の実力に加えて容姿も美しいことや、さまざまな言動から中国卓球界への「リスペクト」を感じられることがあるとされる。著名で好感度の高い女性元選手が、極めて高く評価される現役男子選手へのプレゼントを用意していたことで、中国では「二人はカップル」などとするインターネットへの書き込みが相次いだ。
なお中国では、一部ファンが選手を執拗に追いかけて撮影したり、携帯電話の番号を暴露したり、異なる選手を応援するファン同士がSNS上で罵り合ったりするなど、節度のない過激な行為をするファンの存在が問題視されるようになった。パリ五輪では、卓球女子シングルス決勝で陳夢選手に敗れた孫穎莎選手のファンが試合後に、陳選手に対して中指を立てたことが物議を醸した。[馬龍選手]
中国メディアの報道は石川さんの「プレゼント贈呈」については冷静で、騰訊網が掲載した記事は、「石川さんは(卓球に携わる者として)ずっと馬選手のファンだった」などと紹介。石川さんはかつて、馬選手と組んで混合ダブルスの試合に臨みたいと表明したが、実現はできなかったという。同記事は中国の卓球ファンの「盛り上がり」について、「強引にスキャンダルのように論じるのはネットユーザーの願望に過ぎず、(石川さんの気持ちは)ファンとしてアイドルに向けられたもの」と評した。なお、馬選手は既婚者だ。
石川さんは2023年までの現役生活中、福原愛元選手の次の世代の「中国人に最も愛される日本人卓球選手」とされるようになった。石川さんは今のところ未婚だ。中国人ファンからは「この美しくてかわいい日本の卓球の(元)選手が中国人と結婚して中国に住むようになることを、心から願っています」とのネット投稿も寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)