イスラエル、米2女性議員の入国拒否=トランプ氏呼び掛けに応じる

8月16日(金)6時53分 時事通信

 【ワシントン時事】イスラエルのネタニヤフ首相は15日、トランプ米大統領の呼び掛けに応じる形で、米民主党の女性下院議員2人の入国を拒否すると決定した。米メディアが伝えた。自国の国会議員の入国阻止を他国に働き掛けるトランプ氏の異例の行動に、非難の声が上がっている。トランプ氏と民主党の対立が激化しそうだ。
 2人は昨年の選挙で米史上初のイスラム教徒議員となったラシダ・タリーブ氏とイルハン・オマル氏。週末からヨルダン川西岸のパレスチナ自治区などを訪問し、イスラエル占領の実態を視察する予定だった。ネタニヤフ首相は、2人がイスラエルに対する「ボイコット運動」を支持したことを入国拒否の理由としている。
 トランプ氏はネタニヤフ首相の決定に先立ち、ツイッターで「2人の訪問を認めれば、ひどい弱さをさらけだす。彼女たちはイスラエルと全てのユダヤ人を憎んでいる」と入国阻止を呼び掛けていた。
 タリーブ氏とオマル氏は、トランプ氏が先に「国に帰ったらどうか」と中傷した非白人女性議員4人のうちの2人。今回のトランプ氏の行動には、自身の支持者に向けて両議員に対する反感をあおると同時に、来年の大統領選で民主党支持者が多数を占めるユダヤ系米国人の票を切り崩したい狙いがあるとみられる。
 民主党のペロシ下院議長は、ネタニヤフ首相の入国拒否決定に対し声明で「深く悲しい」と述べ、撤回を求めた。トランプ氏の呼び掛けについて「無知と無礼を示すもので、米大統領の品位に関わる」と非難した。 

[時事通信社]

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