中国の「時代劇禁止令」で新たな動き、ファンタジーからラブ史劇やサスペンスへと大きな転換

8月29日(木)21時50分 Record China

28日、時代劇ドラマのテレビ放映やネット配信を規制する「限古令」の影響で、最近の新作時代劇にはこれまで多かったファンタジー系から、ラブ史劇やサスペンスへと作品ジャンルの大きな転換が見られる。

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2019年8月28日、時代劇ドラマのテレビ放映やネット配信を規制する「限古令」の影響で、最近の新作時代劇にはこれまで多かったファンタジー系から、ラブ史劇やサスペンスへと作品ジャンルの大きな転換が見られる。

近年、そのスケールの大きさや豪華さも手伝い、日本でも人気の高まっている中国の時代劇。今年、建国70周年の節目を迎えることから、中国当局が定めたテーマに沿った番組を厳選し、テレビ放映するための措置とされる“時代劇禁止令”こと「限古令」が出されたのは今年3月のこと。日本で放送中の「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」はじめ、宮廷の女性の戦いを描くドラマがこぞって姿を消して話題になったほか、その影響はネット配信にも及び、一時は大手動画サイトの番組リストからタイトルが一斉に消える事態となった。

この措置に対する批判の声が大きかったせいか、その後ネット配信については条件付きで解禁され、再び盛り上がりを見せている時代劇ドラマだが、当局が番組コンセプトにリアリティーを求めていることから、最近の作品には大きな変化が。近年、さまざまな規制を逃れるための策としてファンタジー系が量産されていたが、ここ最近ではアウトローの戦いを描く武侠もの、ラブ史劇、サスペンスといった作品が一気に増えている。

2017〜2018年に主流だったファンタジー時代劇は、爆発的なヒットを生み出した「永遠の桃花〜三生三世〜」が代表的な存在。しかし、今夏に話題となった「長安十二時辰」は唐の長安を舞台にしたサスペンスで、これまでには見られなかったテーマの作品。新たなジャンルで活路を開こうとする制作側の模索と努力が垣間見える。

規制の多いテレビを離れ、ネット配信だけに絞る作品も急増している。昨年、時代劇全体の中でネット配信ドラマは61%だったが、今年は現時点で80%と一気に上昇している。(Mathilda)

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