日本で入国拒否された香港人が「人権侵害」と憤慨も、ネット民「自業自得」―香港メディア

2024年9月4日(水)16時0分 Record China

香港メディアの香港01は3日、香港人一家が日本で入国拒否された事案について伝えた。

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香港メディアの香港01は3日、香港人一家が日本で入国拒否された事案について伝えた。



記事は、「レンタカーを借りて自ら運転する旅行は融通が利きやすく、遠くの観光地にもいくことができる上、交通費も新幹線より低く抑えられることが多いため、日本旅行に行く香港人の多くが利用している」とする一方、「日本と香港とでは交通ルールが異なるところがあり、毎年多くの観光客が(日本で)違反をし、交通事故も起こしている」と指摘した。



その上で、フェイスブックの「日本ドライブ旅行情報」グループに投稿された内容を紹介。それによると、投稿者(日本に滞在)が案内する予定だった香港人一家4人を関西国際空港まで迎えに行ったところ、一家がなかなか外に出てこず。2時間余りが経過した後、本人から「小さな暗い部屋に入れられた。入国を拒否された」との“怒りの電話”があったという。



話によると、一家の1人である香港人男性が前回日本を旅行した際にレンタカーで50キロ超過のスピード違反をし、罰金を科された記録があったことから、今回の入国が拒否されたとのことだった。男性は投稿者に対して、「(立ち入り禁止区域に)入ってきて手伝ってほしい」「ホテルのキャンセル料を払ってほしい」と要求したほか、「大金をはたいてホテルを予約した。日本には自分を拒否する権利などない。日本政府は人権を侵害している」などと不満をまくしたてたという。



入国を拒否されたのは一家のうち男性だけだったが、最終的に家族4人共香港に戻ることにし、加入している旅行保険で保険会社に賠償を求めるつもりだという。投稿者は「国際免許証は違反しても減点されないと思っているかもしれないが、入国を拒否されることがある」と注意を呼び掛けている。



記事によると、あるネットユーザーからは「スピード違反の罰金を払っていなかったから入国を拒否されたのでは?」との疑問が提起されたが、投稿者は「罰金はすでに払った。速度超過があまりにひどく、再犯の危険が高いと判断されたら、入国を拒否されるかもしれない」と返答した。また、ほかのユーザーからは「50キロオーバーは狂ってる」「自業自得。スッキリする」「日本当局はよくやった。こういう輩には注意した方がいい」などの声が上がった。



一方で、「自分も日本で速度超過したことがある」というユーザーも少なくなく、「入国拒否は厳しすぎる」「私は毎回30〜50キロオーバー」「制限速度が80キロなら、130キロ出すのは普通」「地元の車もすっ飛ばしているし、制限速度を守ると後ろに列ができてしまう」「当人は何か別の違反もしていたのではないか」といったコメントも寄せられたという。



ただ、記事は日本の保険会社がまとめた資料を引用し、「一般道路で30キロ以上、高速道路で40キロ以上のスピード違反をした場合は『赤切符』が交付され、重大なケースに該当する。国際運転免許証には減点の仕組みはないが、50キロオーバーは懲役刑が科せられることもある深刻なケースで、入国拒否の措置も正常と言える」と伝えている。(翻訳・編集/北田)

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