日本人は一生懸命働いているのに「なぜ貧しくなったのか」=中国メディア

9月4日(火)12時12分 サーチナ

中国メディアは、昨今の日本の家計の経済状況について、「安定した公務員が一躍人気となり、年功序列・終身雇用・企業別組合という三種の神器も過去のものとなった。多くの人は派遣業やアルバイトで必死に働いても貯蓄ができない」と紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 経済大国であるはずの日本で、近年貧困層の増加が指摘されている。中流家庭が多いと言われていたのは昔の話で、2014年の調査では年収300万円以下の世帯が全給与所得者の4割を占めていたという。これには、ワーキングプアや片親家庭の増加などの理由があるようだが、外国人には意外な話に感じるようだ。中国メディアの快資訊は31日、「なぜ日本人は一生懸命働いているのに貧しくなっているのか」と題した記事を掲載した。

 記事はまず、30年前の日本は言わずと知れたバブル期で、海外の不動産を買いあさっていたほどだが、バブルがはじけてからは「失われた20年」に突入し、日本経済は大きく様変わりしたと紹介。それに伴い就職氷河期となり、学歴が高くても望みの職に就けない人が続出したと指摘した。

 そのため、働き方も変わったと言えるだろう。安定した公務員が一躍人気となり、年功序列・終身雇用・企業別組合という三種の神器も過去のものとなった。投資で一獲千金を手にする一部の人とは対照的に、多くの人は派遣業やアルバイトで必死に働いても貯蓄ができないばかりか、ちょっとしたきっかけで住所不定になってしまうと、不安定な国民の生活の現象を紹介している。

 記事は、数人の例を紹介しているが、いずれも普通に暮らしていた人が一転、貧困層になっている。子どものことで仕事を休んだら解雇されたシングルマザー、面接に来ていく服がなくて就職できなかった人、妻が入院している子どものいない高齢男性、リストラと妻の死でバイトを掛け持ちしながら子育てしているシングルファーザーなど、いずれも誰の身にも生じうることがきっかけになっている。

 国内総生産(GDP)で世界3位でありながら貧困層が増えていることは、社会としても考えなければならないだろう。しかし、2015年の調査では、12年ぶりに相対的貧困率が下がったとも報じられている。とりわけ子どもの貧困が改善を見せたというのは明るいニュースである。日本も先進国としてこの問題を重く受け止め真っ向から取り組んでもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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