中国サッカーで不正、43人を永久追放―中国メディア

2024年9月10日(火)15時30分 Record China

中国サッカーの不正をめぐる問題で43人の選手に永久追放処分が科された。

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中国サッカーの不正をめぐる問題で43人の選手(元選手も含む)に永久追放処分が科された。中国国営メディアの央視新聞が報じた。



報道によると、10日午前、中国国家体育総局と公安部は遼寧省大連市で、サッカー中国リーグにおける八百長や違法賭博など不正に関する特別取締発表会を開催した。公安部治安管理局によると、2022年以降、不正行為に関わった128人を逮捕、八百長などの疑いがある試合は120試合に上り、不正にかかわった選手、コーチ、審判、クラブ管理者83人に対して刑事強制措置が講じられた。不正をめぐり裁判所から何らかの判決が下された選手は44人で、うち34人に有期刑以上の罰が下されたという。



中国サッカー協会は事件に関わった選手61人について、「中国サッカー協会規律準則」に基づき、43人に中国国内でのサッカー関連活動に従事することを一生涯(永久)禁止する処分を、17人にサッカー関連活動に従事することを5年間禁止する処分を下した。残る1人の元選手は、13年にすでにサッカーへの関与が永久禁止とされる処分を受けていたが、今回の事件をめぐって違法にカジノを開設した罪で刑事罰を受けるに至ったという。



中国サッカー協会は業界全体に対して、処罰の厳格な履行を求め、「選手であれ、クラブであれ、違法賭博や八百長等犯罪に関わった場合は厳正に処分し、決して容赦しない」と表明した。



中国のネットユーザーからは「選手が豊かになればなるほど、(サッカーの)成績は下落していく」「八百長なんてしてればしっかりトレーニングしようなんて気にならないし、優秀な選手を選抜する必要もない」「サポーターが一番かわいそう」「こんな罰痛くもかゆくもないだろう」「禁止しても結局また裏で違法賭博に関わるんだろう」「(5日の試合で中国代表が日本代表相手に記録した)0−7もわざとだったのか?」「もう中国から男子サッカーをなくせ」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)

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