「日本のイメージが完全に壊れた」=台湾人観光客が沖縄で高額請求トラブル―台湾メディア

2024年9月13日(金)17時0分 Record China

台湾メディアの三立新聞網は13日、台湾人観光客が沖縄で誤って私有地に車を止めてしまい、20万円という高額な請求を受けたと報じた。写真は沖縄。

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台湾メディアの三立新聞網は13日、「台湾人が沖縄旅行でだまされる!」と題した記事を掲載。誤って私有地に車を止めてしまった台湾人観光客が、20万円という高額な請求を受けたことを報じた。



同記事によると、当事者の女性は1日、家族らと共にレンタカーを2台借りて沖縄を旅行したが、「ホテルスタッフの指示」により駐車した場所が実は私有地で、当時は気付かなかったが「無断駐車禁止、発見次第一万円徴収します」との注意書きがあった。



女性らはやむなく地主に1万円を支払ったが、相手は(1台)10万円を要求してきた。注意書きをよく見ると、「一万円」の「一」に手書きで薄く縦棒が付け加えられ「十万円」になっていた。あまりに高額なため支払いを拒むと、相手に携帯電話を奪われたという。



さらに、通報を受けて駆け付けた警察官も2台分の罰金20万円を「支払うべき」との見解を示したといい、女性は「ゆすられていると思った」「日本へのフィルター(良い印象)が完全に壊れた」と嘆いた。



女性によると、2時間の押し問答の末に1万円を支払うことで携帯電話を取り戻すことができたという。この件について台湾の市民からは「非合理的で、だまされている感じがする。こういうことは珍しいのでは。日本はとても誠実なイメージがあるから」「ちょっとひどい。日本と台湾は友好的で、日本人は親切なイメージ」と驚きの声が上がったという。



また、ネットユーザーからは「駐車違反したなら罰金は仕方ないが、『一』を『十』にするのはひどすぎる」「恐ろしすぎる。『一』を『十』にして、スマホまで奪われる。全くもって無法地帯だ」「日本経済が低迷しているから、悪い面が現れているのでは?」「日本の警察は外国人を助けてくれない」「自分で運転するなら事前にしっかり下調べをしておいた方がいい。台湾人は警戒心が足りない」「ほとんどの日本人はこんなことはしないと信じている」などのコメントが寄せられたという。



台湾人ガイドの陳健欽(チェン・ジエンチン)さんは「日本ではオーバーツーリズムという現象が起きていて、北海道の農地や畑などには(台湾や香港で主に使用される)繁体字の中国語で『私有地のため立ち入り禁止』と書かれている」とし、観光客が大勢押し寄せ、地元住民に迷惑が掛かっている側面があると説明した。



三立新聞網の記事は「海外旅行に出かける人は自衛し、私有地に誤って入って同じような方法でぼったくられないように注意が必要だ」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)

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