世界最高の専門病院評価、韓国の3病院がトップ10入りの快挙=韓国ネット「今後は後退する一方」
2024年9月19日(木)19時0分 Record China
2024年9月19日、韓国・朝鮮日報は「米誌ニューズウィークが18日に発表した『2025世界最高の専門病院』評価のがん部門で韓国の3病院がトップ10に入った」と伝えた。
記事によると、「2025世界最高の専門病院」評価のがん部門で韓国のサムスンソウル病院が3位にランクイン。前年の5位から2ランクアップし、「世界3大がん病院」に選ばれた。
記事は、「1位は米国のMDアンダーソンがんセンター、2位は米国のメモリアルスローンケタリングがんセンターだった」とし、「この2病院はがん治療を専門としているため、総合病院の中ではサムスンソウル病院のがん治療能力が最も優れていることになる」と説明している。その他、韓国からはソウル峨山病院(5位)とソウル大学病院(8位)がトップ10入りした。
サムスンソウル病院のイ・ウヨンがん病院院長は「米国を除いて、単一国家で10位以内に3病院が含まれたというのは本当に素晴らしい成果」とし、「診療の質と臨床、研究、教育の全てで良い評価を得た」と述べた。
韓国の医療界では、韓国の病院が世界的に高い評価を受けたのは「新技術の積極的な導入と医療陣の優れた力量が合わさった結果」と分析されているという。
韓国の医療が世界に認められ、それに伴い外国人患者の数も増えている。昨年に韓国を訪れた外国人患者は60万5768人で初めて60万人を超えた。ソウル峨山病院のパク・スンイル院長は「昨年だけで120カ国から約1万9000人の外国人患者がソウル峨山病院で診療と手術を受けた」とし、「海外の患者だけでなく海外の医者もがんや臓器移植など重症患者の治療ノウハウを学ぶために韓国を訪れている」と話したという。
韓国では現在、政府の医学部増員計画に反発する医師らのストライキが続いている。そのため、この記事を見た韓国のネットユーザーからは「そんな医療界をめちゃくちゃにした尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領。支持率が20%以下に下がって当然だ」「世界最高の韓国医療は2024年に崩壊した」「数年以内にこういう記事は完全に消える」「医者の献身によって積み上げられてきたものが一瞬にして壊された感じ」「韓国の医療は今後後退する一方だ。これまでの医療システムは全てなくなったと考えていい」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)