<卓球>50年ぶり快挙!日本女子団体が中国破り優勝=中国ファンの怒りの矛先は…
2024年10月10日(木)10時0分 Record China
カザフスタン・アスタナで開催中のITTFアジア卓球選手権大会女子団体決勝で、日本が中国を破って優勝を果たした。中国を破っての優勝は1974年大会以来、50年ぶりの快挙だという。
日本は第1試合の張本美和(16)が王芸迪(ワン・イーディー)(27)と対戦。勝利したこともある相性の良い相手に3-2で競り勝ち、1勝目を挙げた。続く第2試合は伊藤美誠(23)が世界ランク1位の孫穎莎(スン・インシャー)(23)と対戦したが0-3のストレート負けを喫した。
しかし、第3試合の平野美宇(24)が陳幸同(チェン・シントン)(27)を相手に3-1で勝利し、優勝に王手をかけると、第4試合の張本が孫を相手にゲームカウント0-2からの大逆転勝利を収め、マッチカウント3-1で日本が勝利した。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では「中国女子団体1-3日本」「孫穎莎2-3張本美和」がトレンド1、2位を独占。ネットユーザーからは「馬琳(マー・リン)監督に全責任がある」「馬琳(マー・リン)はいつ辞めるのか」「馬琳辞めろ。監督としての役割を何ら果たしていない」「馬琳で負けた。チームに休息を与えず、フィジカルコーチも付けなかった」など、監督の責任を問う声が相次いだ。
また、エースの孫については「孫穎莎、お疲れさま。よく頑張ったよ」「技術では孫穎莎が勝っていたが、体力で張本美和が上回った」「(敗戦は)孫穎莎のせいではない」「孫穎莎の後に続く選手が誰もいない」「孫穎莎は見るからに疲労がたまっていた」「孫穎莎を休ませろ。彼女はロボットじゃないぞ!」など、擁護する声が多数寄せられている。
実際、孫は過密スケジュールで調子を落としている。今月はWTTチャイナスマッシュの女子ダブルス(準優勝)と女子シングルス(優勝)を決勝(6日)まで戦い、終了後すぐにカザフスタンに移動。8日の女子団体準々決勝・北朝鮮戦では金琴英(キム・グムヨン)に1-3でまさかの敗戦を喫した。今大会では試合中に大きく息を吐いたり、右腕や腰を伸ばしたりするなど、疲労の色を見せる場面が幾度もあったが、それでも孫だけは外さず起用し続けた馬監督にファンの不満が爆発しているようだ。(翻訳・編集/北田)