マレー語紙「ウトゥサン」が休刊=創刊80年も経営難で突如—マレーシア

10月12日(土)14時53分 時事通信

 【クアラルンプール時事】1939年創刊でマレーシアで最も歴史の古いマレー語新聞「ウトゥサン・マレーシア」とその系列紙が、読者への事前告知がないまま9日付を最後に休刊した。発行元企業が経営難で事業停止したためで、記者を含む従業員800人以上が職を失った。
 ウトゥサン紙の発行元企業には、マレーシアで長年政権を握った最大野党「統一マレー国民組織(UMNO)」が出資。同紙の論調は、マレー人優先主義を掲げるUMNO寄りで、中華系住民などから「民族対立をあおっている」との批判があった。
 地元メディアによると、ウトゥサン紙の発行部数は90年代に35万部に達したが、2004年から広告収入の減少などで下降し始め、18年には経営難が表面化。今年8月にも休刊騒ぎが起きていた。発行元企業は、ウトゥサン紙と系列紙「コスモ!」の発行を継続させるため、地元企業に株式の大半を売却すると発表している。しかし、今後2紙が復刊するかは定かではない。 

[時事通信社]

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