中国人女性を狙った性的暴行事件が頻発、ドイツ警察が中国語で注意喚起―独メディア
2024年10月15日(火)12時0分 Record China
2024年10月14日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツで中国人女性をターゲットとした性的暴行事件が頻発しており、現地警察が中国語で注意を呼び掛けていると報じた。
記事によると、ヘッセン州のフランクフルト警察局が先月20日、ドイツ語、英語と中国語の3カ国語で若い中国人女性をターゲットとした連続性的暴行事件が発生していると警告した。事件ではこれまでに少なくとも4件発生して4人が被害を受けており、うち2件はフランクフルト地区、もう2件が近隣の州で起きているという。
容疑者は中国人の可能性が高く、小紅書(RED)や微信(ウィーチャット)などのアプリを利用して若い中国人女性をおびき寄せており、多くは住宅探しや宿泊地探しといった理由で被害者と面会の約束を取り、実際に面会した際に性的暴行に及ぶ手口であるという。容疑者はネット上で女性になりすまし、被害者に怪しまれないように振る舞っているとのこと。
記事によると、現地警察は性的暴行を受けた被害者に対して助けを求める専用電話の存在を伝え、中国語にも対応していることを紹介したほか、物件探しの名目で面会を求められた場合の警戒を強め、できる限り1人で対応しないよう呼び掛けた。さらに、警察は容疑者や被害者に関する情報収集のためのメールボックスも開設しており、これらの警告や呼び掛けが中国のSNS上で拡散すると、中国ネットユーザーの間で議論を引き起こしているという。(編集・翻訳/川尻)