GDP世界2位の中国、世界経済への寄与率が日米欧の合計超えるのはなぜ?—中国メディア

10月31日(火)5時50分 Record China

国際通貨基金(IMF)と世界銀行の推算によると、2013年から2016年まで、中国の世界経済への寄与率は平均で31.6%で、米国と欧州、日本の寄与率の合計を上回り、世界1位となった。

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中国がこのほど発表した第1-3四半期の経済データに対し、海外メディアが中国経済の成長速度を賞賛している。

10月19日、ブルームバーグは中国経済の力強い成長がこの10年間で世界経済に対する最も素晴らしい貢献をしているとした。

国際通貨基金(IMF)が発表した最新の「世界経済展望」によると、2017年に世界の75%のエコノミーの成長速度は加速すると予想しており、今年の世界経済の成長率の予想値を3.6%に上方修正した。これは世界経済の過去10年間で最大幅の成長率となっている。

また先ごろ、経済協力開発機構(OECD)も、同機構が対象とする45カ国が今年、全て経済成長を実現する見通しであることを示した。45カ国全てが経済成長を実現するのは2007年以来初めてとなる。

世界経済は回復しつつあり、なかでも中国経済の伸び率は最も大きい。中国の今年の第1-3四半期のGDPは前年比6.9%増で、9四半期連続で6.7%-6.9%の間で維持している。

IMF首席経済専門家によると、中国は世界経済の極めて重要な部分の一つで、特に世界経済への寄与率は非常に大きく、その占める割合を見ると、中国の寄与率が世界の国の中で一番高いとの見方を示した。

▽寄与率は30%以上

近年、中国経済は高度成長の勢いを維持している。2013年から2016年まで、中国GDPの年平均伸び率は7.2%で、世界の主要国でも最高のレベルにある。

中国経済のスピーディな成長とともに、国際影響力も大幅にアップしている。IMFと世界銀行の推算によると、2013年から2016年まで、中国の世界経済への寄与率は平均で31.6%で、米国と欧州、日本の寄与率の合計を上回り、世界1位となった。IMFは2017年における中国の世界経済への寄与率は34.6%に達すると予測している。

中国とグローバル化シンクタンク副主任何偉文氏はインタビューを受けた際に、「中国の輸入量の増加は速く、世界各国により多くの輸入市場と資金源を提供している。また、我々がグローバル化と『一帯一路』(the Belt and Road)を積極的に推進していることもすばらしい役割を果たしている。なぜなら貿易と投資は世界経済成長にとって重要なエンジンであるからだ」とした。

世界貿易機関の統計によると、1-8月の中国商品の輸入額が世界における割合は10.9%で、前年同期比で0.7ポイント上昇した。商務部(省)協力司の担当者によると、中国企業の「一帯一路」沿線57カ国への新規投資は延べ96億ドルで、同期総額の12.3%を占め、昨年同期より4ポイント向上したとしている。

また国務院参事室の姚景源特約研究員は、「ここ5年、中国経済は自身の成長を実現したばかりではなく、世界経済の成長にも寄与してきた。輸出面において、確実な成長によって世界各国に安くて上質な商品を提供することを可能にし、他国の成長を支えることができるのと同時に、中国は世界最大の輸入国でもあり、その輸入もまた世界経済の発展を牽引している」と述べた。

また姚景源氏は、「中国は近年来、常に国際舞台で経済のグローバル化を堅持し、『一帯一路』を促進し、貿易保護主義に反対している。これは制度面から世界経済の成長に大きく寄与している」とも指摘した。

▽成長が更に穏やかに

供給側の構造改革が進むとともに、中国経済は高度成長から質の高い発展の時代に移行している。また経済成長は過去の投資や輸出への依存から消費や投資、輸出などの原動力が協調して牽引する局面へと変わっている。

統計データによると、2014年から2016年まで、消費はすでに3年連続で中国経済成長の原動力におけるトップを占めている。なかでも第1−第3四半期(1−9月)の最終消費支出の経済成長への寄与率は64.5%に達した。

消費が安定して成長しているのと同時に、その構造も絶えずアップグレードしている。今年第1−第3四半期(1−9月)には飲食や服装などの基本的な消費の割合が引き続き下がり、サービス消費の割合が持続的に上昇し、生活品質の改善へのニーズも明らかな増加がみられた。

北京大学経済研究所の蘇剣常務副所長は、「消費構造のアップグレードは中国経済の内在的な原動力を一層高め、経済成長ニーズの構造をますます合理的にしている。これは世界経済にとって、金融危機が爆発する可能性を弱めることになる。また中国経済の規模は大きいため、成長スピードが少しでも下がると、多くの国が大きな影響を受ける」と語った。

姚景源氏によると、中国経済の構造最適化により、輸出品も絶えずに最適化されていくとしている。また何偉文氏は、中国が新旧原動力の転換を加速させることは、発展途上国にビジネスチャンスを与えるだけでなく、見本にもなっていると分析している。

だが、蘇剣氏は現在のグローバル経済にとって一番厳しい挑戦はニーズの減少だと指摘し、「グローバル市場の規模の拡大が実現できなくなり、新たな消費の中心がなくなると、経済成長も伸び悩むことになる。今後は科学技術が新しい消費の中心を作れるかどうか、ニーズを拡大できるかどうかが課題となる。ニーズが拡大しさえすれば、経済成長は実現可能だ」とした。

中国がイノベーション駆動型の経済発展で、世界のイノベーションリーダーとなったことは注意に値すべき点だ。2010年以降、世界で新しく生まれた「ユニコーン」企業において、中国企業の数は4分の1を超えている。また2017年に、中国は世界イノベーション指数ランキングで第22位にまで上昇し、トップ25カ国で唯一の中所得国となっている。(提供/人民網日本語版・編集HQ)

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