台湾で「ちいかわ」グッズが元値の53倍、高額取引にネット衝撃―台湾メディア
2024年11月2日(土)16時0分 Record China
2024年10月31日、台湾メディア・聯合新聞網は、日本のアニメ「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(通称・ちいかわ)」の関連グッズが台湾のネット上で高額取引されていることを報じた。
記事は、最近ブームとなっている「ちいかわ」の周辺グッズがコレクターを熱狂させており、にわかには理解しがたい高値で取引されることもあるとした上で、近ごろある台湾のネットユーザーが現地のSNSプラットフォームDcardに初代の「かぼちゃなうさぎ」のネットオークションを観察していたら、1万7000台湾ドル(約8万1000円)という高値で競り落とされて驚いたと書き込んだことを紹介した。
そして、このユーザーが調べたところ、「かぼちゃなうさぎ」の元値は1540円だがネットオークションでは50倍以上の値段がついていたこと、日本のオークションでも7万2000円という「驚きの値段」で取引されていることが分かったと紹介。ユーザー自身は日本の公式ショップで周辺グッズを購入した経験があり、公式ショップだけあって価格はいずれもリーズナブルだったと明かした上で、あまりに高額な転売価格に衝撃を覚え、「こういうのは見るだけにしておきたい」とコメントしたことを伝えた。
記事は、このユーザーの書き込みに対し、他のネットユーザーから「周辺グッズの購入は株式を購入するのと同じようなもの」「TSMC株を買うより『ちいかわ株』を買った方が良さそうだ」「私の上司も大量に入手しておいて価格が釣り上がると売りさばいていた。4000台湾ドル(約1万9000円)で購入したものを9000台湾ドル(約4万3000円)で売っていた」「ネットオークションを見るたびに自分の金銭感覚が塗り替えられていく」「ブームが過ぎ去ったら価格が大崩壊するんだろうな」といったコメントが寄せられたことを紹介した。
また、「かぼちゃなうさぎ」に高い値段がついている理由について、あるネットユーザーが「以前にハロウィーン限定版で一度発売されたきりで、絶版状態であるため。そんなにかわいいとは思わないものでも高値になるのは純粋にレア度が高いからだ」と解説したことを併せて伝えた。(編集・翻訳/川尻)