第7回輸入博、「移動の未来」の無限の可能性示す自動車エリア―中国

2024年11月5日(火)11時30分 Record China

第7回中国国際輸入博覧会の自動車展示エリアでは新時代の移動手段に焦点が当てられ、そこに展示される自動車の90%が新エネ車だ。写真は月面探査車用の空気を使わずに支えるタイヤ。

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第7回中国国際輸入博覧会(輸入博)が5日から10日までの6日間、上海で開催される。会場の自動車展示エリアでは新時代の移動手段に焦点が当てられ、そこに展示される自動車の90%が新エネ車だ。「移動の未来に無限の可能性を」をテーマにした同エリアでは、「移動の未来」の無限の可能性を体感することができる。



中国国際輸入博覧局によると、自動車展示エリアには500社番付(米誌フォーチュン)に名を連ねるメーカー12社のほか、イノベーションをテーマに自動運転、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」、新型エネルギー貯蔵(自動車)などの分野で出展する企業を重点的に招き、「移動の未来」のカギとなる要素が集中的に展示される。



現代(ヒョンデ)自動車グループのブースの中心には、7年連続で「水素を飲み、水を吐き出す」水素燃料電池の技術と製品が展示される。第1回輸入博で現代自動車が展示した水素電気自動車「NEXO」は公開と同時に中国の消費者の注目を集めた。それから毎年、現代自動車はグレードアップした「NEXO」を披露し、水素電気自動車のさまざまな可能性を提示してきた。



フォルヴィアも今年、大容量水素貯蔵・輸送技術や大型トラック水素貯蔵システム、水素貯蔵ボトルといった「水素」を重点にした展示を行う。フォルシアが展示するIV型水素貯蔵ボトルは、軽量化設計を実現したと同時に、自動車の航続距離が伸びたほか、最多4万4000回の充電・放電が可能だ。



ミシュランの展示ブースには新商品がたくさん並んでいる。天然ゴムや廃タイヤから抽出したカーボンブラック、廃鋼から回収した鋼材のほか、オレンジやレモンの皮、松やに、ヒマワリ油エキスなどは、アジア初公開の71%再生可能な材料を使ったタイヤの原材料だ。輸入博では、月面探査車用の空気を使わずに支えるタイヤもアジア初公開される。



7年連続出展となったフォルクスワーゲン(VW)グループの今年の展示面積は1000平方メートル。うち、中国に開設したVWのソフトウェアセンター・CARIAD中国のエリアでは、研究開発中のゾーンコントロール・E/Eアーキテクチャが初公開される。



自動車展示エリアに「空飛ぶタクシー」がズラリと並ぶことも注目に値する。米国の「Ampaire」が中国の「御風未来(Vertaxi)」と共同で設置するブースでは、御風未来の空飛ぶタクシー「M1」が初めて一般公開される。来場者は高い科学技術力が駆使された「M1 」に至近距離で触れることができる。「時的科技(TCab Tech)」はブースに「ターミナルビル」を設置し、来場者はスマホで搭乗予約を済ませた後、QRコードを使ってゲートを通過し、駐機場に入って事前に選んだ席に座り、空飛ぶタクシーを使った通勤のイメージを体験することができる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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