スペイン総選挙、与党過半数届かずか…不法移民追放訴える右翼政党が第3党に

11月11日(月)11時14分 読売新聞

 【マドリード=作田総輝】スペインの総選挙(下院、定数350)は10日、投開票された。内務省の開票結果によると、サンチェス首相率いる中道左派の与党・社会労働党は120議席を獲得して第1党を維持したが、過半数に届かなかった。不法移民の即時追放を訴える右翼政党・ボックスは第3党に躍進した。主要政党が過半数に及ばない状況は変わらず、早期に安定政権を発足させるのは困難とみられる。

 社会労働党党首を兼務するサンチェス氏は大勢判明後の演説で勝利宣言した。さらに、今後の連立交渉を念頭に、「全ての政党は責任と寛大さを持って行動してほしい」と協力を呼びかけた。

 社会労働党は、9月に再選挙が決まった当初、議席を増やすとみられていた。しかし、東部カタルーニャ自治州で10月、独立運動を主導した政治家らに実刑判決が下されたことをきっかけに激しい抗議デモが起きると、サンチェス政権は混乱を収束できない責任を問われ、支持率を落とした。今回は前回の4月の総選挙より3議席減らした。

 前回選挙で国政初進出を果たしたボックスは、カタルーニャ州の自治権廃止などを訴え、保守層の支持を得て、24議席から52議席に伸ばした。一方、最大野党の中道右派・国民党は22議席増の88議席を獲得し、党勢を回復した。

 スペインの総選挙は、過去4年間で4度目となった。今回は、4月の総選挙でどの政党も過半数の議席を得られず、連立交渉も頓挫したため、やり直し選挙となった。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「政党」をもっと詳しく

「政党」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ