「ハリリ氏拘束」とサウジ批判=大統領が帰国要請—レバノン

11月15日(水)19時57分 時事通信

 【カイロ時事】レバノンのアウン大統領は15日、滞在先のサウジアラビアから4日に突如辞意を表明したハリリ首相について、「12日間も帰国しないのは不当だ。彼は拘束されている。人権侵害だ」と述べ、サウジを批判した。ハリリ氏は12日のテレビインタビューで「私は自由だ。数日以内に帰国する」と語っていたが、サウジで自由な行動を制限され、軟禁状態にあるとの臆測も出ている。
 レバノンはイスラム教スンニ派、シーア派、キリスト教のマロン派、ギリシャ正教などが混在する「モザイク国家」。スンニ派のハリリ氏は昨年12月の首相就任後、イランが支援するシーア派組織ヒズボラとの融和を図ったが、イランの影響力拡大に反発するサウジの不興を買い、辞任を強要されたとの見方が大勢を占める。
 キリスト教マロン派のアウン大統領は「国外から提出された辞意表明に関しては、決断を下せない。国政は止められず、これ以上待てない」と速やかな帰国を促した。ただ、ハリリ氏が帰国しても、混乱の収拾につながるかは不透明だ。 

[時事通信社]

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